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筆者プロフィール
与えられるサービスから選ぶサービスへ 介護保険を利用するためには、そのスタートとしてまず介護保険申請が必要です。日常生活に不便を感じたり、介護が必要になったら、お住まいの地域の役所の窓口へ出かけましょう。2000年から始まった介護保険制度は在宅介護の強い味方。40歳以上の国民はみな介護保険料を支払っていますので、いざ介護が必要になった時には、さまざまなサービスが利用できます。 介護は必要ないけれど、洗濯や買い物など日常生活支援が必要というレベルの方も生活機能改善のためにサービスを受けることができますので、介護状態になることを予防する上でも早い段階でご相談することが大切です。“お役所のお世話になるなんて”という発想ではなく、誰に気兼ねすることなく、必要とする人が必要なサービスを選んで気軽に利用できます。ここが決められたサービスを利用していた2000年以前の措置制度との大きな違いですね。上手に活用しましょう。 利用できる人は(1)65歳以上の高齢者(第1号被保険者)と、(2)40~64歳までの医療保険に加入している人(第2号被保険者)で特定疾病により介護が必要と認定された場合に、介護サービスが受けられます。 介護保険サービスを利用するためにはお住まいの地域の役所で介護保険の申請を行い、要介護認定を受けることが必要です。申請にはかかりつけ医の意見書が必要なため、かかりつけ医がいる方は主治医の医療機関名、名前(フルネーム)住所 連絡先をメモして申請に行くとよいでしょう。自治体によってはインターネットで、申請書やその記入例が確認できますので、仕事などで時間が取れない方は利用されると間違いがなく便利ですね。 (参考例:港区介護保険申請書記入例 http://www.city.minato.tokyo.jp/kurasi/dl/hukusi/kaigo/sinki/files/kaigo6_rei.pdf) 申請後、調査員がご利用者宅を訪れて、お身体の状態や介護状況について質問をします。入院中の場合は病院にうかがいます。 保険料はどうやって支払っているの? ※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。プリントアウトしてご利用ください。 保険料はどうやって支払っているの? ※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。プリントアウトしてご利用ください。 ※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。プリントアウトしてご利用ください。 ※参照:特定疾病16疾患 WAM-NET「介護保険早わかりガイド」内「基本用語集」 http://www.wam.jp/kaigo_guide/category4/index.html 訪問調査ってどんなことをするの? 調査日時はあらかじめ連絡があります。簡単な聞き取り調査ですのでリラックスして、いつもどおりのことを調査員に伝えましょう。ただし病歴や既往歴などは以前お伝えしたようにメモしておくと大変スムーズです(バックナンバー:パーソナルデーターを用意しましょう)。質問事項は82項目用意されています。たとえば… ※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。プリントアウトしてご利用ください。 訪問調査では上手に受けるポイントがあります。 普段身近にいる方が同席し、毎日の生活の中でできること、できないことを正直に伝えましょう。当日になると本人はとてもはりきってしまい、日常できないことも“できます”と答えることが多いので、本人の前で言いにくいことは別の席で調査員に伝えましょう。 普段は歩けないのにすっすっと歩いてしまったり、いつも痛い痛いと言っているのに「どこも痛くない。こんなに元気です」と言ったりと、驚くことが起こりがちです。特に認知症の状態や失禁の様子はあらかじめ生活状況をメモしておき手渡すと、正確に様子を伝えることができますね。困っていること、不安なこともメモしておくと、伝え忘れがなく当日落ち着いて調査を受けられます。 この調査内容はコンピューターによる判定にかけられます。主治医の意見書とあわせて1次判定が行われ、その後1次判定の結果をもとに行政から委託された介護の専門家による会議で2次判定がなされ要介護度が決定されます。 私の両親も今年の夏から2回、訪問調査を受けました。1回目の調査は退院日で余裕もなく緊張していましたが、2回目ともなると、1回目の私の受け答えを見ていて様子も分かっていたし、質問事項や確認事項など事前メモもしっかり手元に用意。調査当日は夫婦おそろいの白いセーターを着てリビングもピカピカにして待ち受けたようです。余裕ですね。その晩、私が東京から電話をかけると、調査員が美人で優しかったこと、こちらの言いたいことを察してくれたこと、褒められたことなど訪問調査の様子を嬉しそうに語ってくれました。調査担当者も故郷のこと、家族のことなど身の上話をさんざんなさっていったようで、個人情報をずいぶんと逆入手した訪問調査のようでした。調査員も人間ですからね。この日一日のことだけでも、第三者(専門職)が日常の暮らしに関わることの大切さを実感しました。ほんの少しの心がけや工夫で、重い気持ちや緊張感が緩和され心の余裕が生まれます。そのためにも事前に正しい情報や知識を得ておくことは大切なことでしょう。 次回は「要支援・要介護認定」についてお伝えいたします。 今年も冬がやってきました。皆さんは寒い冬の暮らし、いかがお過ごしですか? 冬の語源は「殖ゆ」または「振ゆ」。魂が増えること、生命力や人の陽気が増えることです。 空気が凛と澄み渡り、樹木は葉を落とし養分を蓄え、冬は生命にとってエネルギーを充電する重要な季節です。私達もじっくりと冬の間に体内のエネルギーを育てましょう。 冬至に柚子湯に入り体を温めるのは古来からの日本の風習です。柚子はミカン科の常緑植物。花言葉は“健康美”です。ビタミンC、クエン酸がたっぷりと含まれ、抗酸化作用もあるので風邪予防や老化防止にも役立ちます。何よりもとってもよい香りがしますね。私もこの日はお風呂に小さな太陽をぷかぷか浮かべます。柚子の皮をむいてカップのお湯につけるだけでもお部屋で天然のアアロマテラピーが手軽に楽しめます。さわやかな香りをたっぷりと胸いっぱいに吸い込み、縮こまりがちな体や心を伸ばしてあげてください。 ずいぶん寒くなったので週末、お部屋の色を変えました。生成色を基調とした色使いからザクロや藤色へ、足元には媚茶色のあたたかい絨毯を敷きました。香りも白檀系の深い香りに変えて、お部屋は冬仕様のほっとする空間に変わりました。色は人間の行動を左右する力をもっています。心にも体にも働きかけます。だから気分を変えたい時、私は身の回りの色を変えてみます。四季を色や香りで感じる暮らしは楽しみのひとつですね。寝室環境で過ごすことの多い介護のある暮らしにも、色を味方につけてみてはいかがでしょうか。 今、職場のあるミッドタウンでは夜空を現した青いクリスマスイルミネーションが輝いています。 遠く郷里の駿河湾では年に2回の秋桜海老漁解禁の季節。明治27年より変わらずに夜曳き船に乗る漁師達が碧い夜の海を美しく照らしています。 東京ミッドタウンの青いイルミネーション
介護保険を利用するためには、そのスタートとしてまず介護保険申請が必要です。日常生活に不便を感じたり、介護が必要になったら、お住まいの地域の役所の窓口へ出かけましょう。2000年から始まった介護保険制度は在宅介護の強い味方。40歳以上の国民はみな介護保険料を支払っていますので、いざ介護が必要になった時には、さまざまなサービスが利用できます。 介護は必要ないけれど、洗濯や買い物など日常生活支援が必要というレベルの方も生活機能改善のためにサービスを受けることができますので、介護状態になることを予防する上でも早い段階でご相談することが大切です。“お役所のお世話になるなんて”という発想ではなく、誰に気兼ねすることなく、必要とする人が必要なサービスを選んで気軽に利用できます。ここが決められたサービスを利用していた2000年以前の措置制度との大きな違いですね。上手に活用しましょう。 利用できる人は(1)65歳以上の高齢者(第1号被保険者)と、(2)40~64歳までの医療保険に加入している人(第2号被保険者)で特定疾病により介護が必要と認定された場合に、介護サービスが受けられます。 介護保険サービスを利用するためにはお住まいの地域の役所で介護保険の申請を行い、要介護認定を受けることが必要です。申請にはかかりつけ医の意見書が必要なため、かかりつけ医がいる方は主治医の医療機関名、名前(フルネーム)住所 連絡先をメモして申請に行くとよいでしょう。自治体によってはインターネットで、申請書やその記入例が確認できますので、仕事などで時間が取れない方は利用されると間違いがなく便利ですね。
(参考例:港区介護保険申請書記入例 http://www.city.minato.tokyo.jp/kurasi/dl/hukusi/kaigo/sinki/files/kaigo6_rei.pdf)
申請後、調査員がご利用者宅を訪れて、お身体の状態や介護状況について質問をします。入院中の場合は病院にうかがいます。
※画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。プリントアウトしてご利用ください。
※参照:特定疾病16疾患 WAM-NET「介護保険早わかりガイド」内「基本用語集」 http://www.wam.jp/kaigo_guide/category4/index.html
調査日時はあらかじめ連絡があります。簡単な聞き取り調査ですのでリラックスして、いつもどおりのことを調査員に伝えましょう。ただし病歴や既往歴などは以前お伝えしたようにメモしておくと大変スムーズです(バックナンバー:パーソナルデーターを用意しましょう)。質問事項は82項目用意されています。たとえば…
訪問調査では上手に受けるポイントがあります。 普段身近にいる方が同席し、毎日の生活の中でできること、できないことを正直に伝えましょう。当日になると本人はとてもはりきってしまい、日常できないことも“できます”と答えることが多いので、本人の前で言いにくいことは別の席で調査員に伝えましょう。 普段は歩けないのにすっすっと歩いてしまったり、いつも痛い痛いと言っているのに「どこも痛くない。こんなに元気です」と言ったりと、驚くことが起こりがちです。特に認知症の状態や失禁の様子はあらかじめ生活状況をメモしておき手渡すと、正確に様子を伝えることができますね。困っていること、不安なこともメモしておくと、伝え忘れがなく当日落ち着いて調査を受けられます。 この調査内容はコンピューターによる判定にかけられます。主治医の意見書とあわせて1次判定が行われ、その後1次判定の結果をもとに行政から委託された介護の専門家による会議で2次判定がなされ要介護度が決定されます。 私の両親も今年の夏から2回、訪問調査を受けました。1回目の調査は退院日で余裕もなく緊張していましたが、2回目ともなると、1回目の私の受け答えを見ていて様子も分かっていたし、質問事項や確認事項など事前メモもしっかり手元に用意。調査当日は夫婦おそろいの白いセーターを着てリビングもピカピカにして待ち受けたようです。余裕ですね。その晩、私が東京から電話をかけると、調査員が美人で優しかったこと、こちらの言いたいことを察してくれたこと、褒められたことなど訪問調査の様子を嬉しそうに語ってくれました。調査担当者も故郷のこと、家族のことなど身の上話をさんざんなさっていったようで、個人情報をずいぶんと逆入手した訪問調査のようでした。調査員も人間ですからね。この日一日のことだけでも、第三者(専門職)が日常の暮らしに関わることの大切さを実感しました。ほんの少しの心がけや工夫で、重い気持ちや緊張感が緩和され心の余裕が生まれます。そのためにも事前に正しい情報や知識を得ておくことは大切なことでしょう。
次回は「要支援・要介護認定」についてお伝えいたします。
今年も冬がやってきました。皆さんは寒い冬の暮らし、いかがお過ごしですか? 冬の語源は「殖ゆ」または「振ゆ」。魂が増えること、生命力や人の陽気が増えることです。 空気が凛と澄み渡り、樹木は葉を落とし養分を蓄え、冬は生命にとってエネルギーを充電する重要な季節です。私達もじっくりと冬の間に体内のエネルギーを育てましょう。 冬至に柚子湯に入り体を温めるのは古来からの日本の風習です。柚子はミカン科の常緑植物。花言葉は“健康美”です。ビタミンC、クエン酸がたっぷりと含まれ、抗酸化作用もあるので風邪予防や老化防止にも役立ちます。何よりもとってもよい香りがしますね。私もこの日はお風呂に小さな太陽をぷかぷか浮かべます。柚子の皮をむいてカップのお湯につけるだけでもお部屋で天然のアアロマテラピーが手軽に楽しめます。さわやかな香りをたっぷりと胸いっぱいに吸い込み、縮こまりがちな体や心を伸ばしてあげてください。 ずいぶん寒くなったので週末、お部屋の色を変えました。生成色を基調とした色使いからザクロや藤色へ、足元には媚茶色のあたたかい絨毯を敷きました。香りも白檀系の深い香りに変えて、お部屋は冬仕様のほっとする空間に変わりました。色は人間の行動を左右する力をもっています。心にも体にも働きかけます。だから気分を変えたい時、私は身の回りの色を変えてみます。四季を色や香りで感じる暮らしは楽しみのひとつですね。寝室環境で過ごすことの多い介護のある暮らしにも、色を味方につけてみてはいかがでしょうか。 今、職場のあるミッドタウンでは夜空を現した青いクリスマスイルミネーションが輝いています。 遠く郷里の駿河湾では年に2回の秋桜海老漁解禁の季節。明治27年より変わらずに夜曳き船に乗る漁師達が碧い夜の海を美しく照らしています。
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