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2006年10月14日(土)、20社以上の福祉関連企業・団体が一堂に会し、東京・お台場の「船の科学館」で『楽&楽モビリティ Day in 東京』が開催されました。“バリアフリーの祭典”として、その目玉は20台を超える福祉車両の試乗体験です。これに福祉用具も展示され、1,600名を超える来場客で賑わいました。 ■ 体感と比較検討チャンスを提供 99年度約24,000台だった福祉車両の国内販売台数は、05年度には約42,000台と約2倍の規模にまで拡大しています。しかし、その存在はまだ一般的には知られておらず、実際に車いす等を利用している方やそのご家族からは「販売会社で実車を確認できない」「販売スタッフの知識が薄い」といった声が上がっています。 そうした声にお応えし、広く福祉車両を知ってもらい、かつ実際にそのドライビングや使い勝手が実感できるようにと、トヨタ、ダイハツ、ホンダ、日産、三菱各社の福祉車両が集結。会場内に試乗コースを設置して、体験試乗をお勧めしていました。また、各社の専門スタッフがスタンバイ、説明・相談にも対応する万全体制での開催となりました。 当日は試乗はもちろん、専門的な相談も多数寄せられ、なかには他メーカーの車両と自社モデルの違いを求められ苦笑する相談員の姿も見られました。ちなみに「ダイハツ・ミラセルフマチック」は人だかりが絶えないほどの人気でした。 ■ 目立ったファミリーでの来場 当日は土曜日、しかも快晴という絶好のイベント日和。福祉車両の展示・試乗の他、『鉄道のペーパークラフト“はこてん”の組み立て教室』や『昭和30~40年代のレトロカーの展示』など、中高年のみならず若者層でも楽しめるプログラムを用意したこともあってか、多くの家族連れで賑わいました。展示やセミナーを中心とした屋内開催の福祉関連イベントではあまり見られない、アットホームでリラックスした雰囲気に包まれていました。 ■ 2輪の福祉車両も レトロカーの展示の横では、何やら見慣れぬバイクが!?。実は「日本障害者ライダーズ協会」が出展した『ズーマー』50ccの原付サイドカーです。ハンドルが本車・側車のどちらにも移動可能で、車いすの方は車いすのまま操縦もできます。公道を走る許可をもらうため、警察に足繁く通った苦労話なども披露され、関係者の地道な努力に感心しました。身障者のオートバイ復帰を支援する協会ならではの出展でした。 ■ 興奮のタイムトライアル・レース さて、子供に人気だったのは、『電動車いすでのタイムトライアルコーナー』でした。小さいパイロンで区切られたクランクやスラロームのあるコースを、子供たちが電動車いすを操って果敢にタイムチャレンジします。担当のスタッフからは「おぉ、いいタイム!」「後半速かったなぁ、○○君」と声をかけられますから、気分は最高です。それで終わりではありません。スタッフから「目標タイムは1分10秒」と目安が発表されてしまうものですから、子供たちはさらにヒートアップ。実測の前になんと試走を申し込む強者も現れました。 ■ 常設の専門スペースで、積極的な情報発信を NHKがお昼のニュースで紹介するとのことで、開場と同時に取材をはじめた私たちと同様に、朝から来場者にインタビュー撮影する姿を見かけました。そのお昼のニュースが功を奏したのでしょうか、午後になるとさらに来場は増えて、会場は大賑わいとなりました。 こんな状況を見て、宣伝の重要性を改めて感じました。ただし、テレビは大勢の方が見てくださいますが、開催日前の告知に取り上げられる話題は限られます。イベントの場合など、事前に放映するとなれば、やはり一定以上の規模やトピックスがない限り、どうしても後日に結果の紹介として扱われることが一般的だからです。 今回、バリアフリーという社会的な話題と福祉車両が試乗までできるという内容から、幸運にもNHKが取り上げたのでしょう。その報道効果もあって1日で約1,600名という来場者数でしたが、これが当日だけでなく、事前に積極的かつ広汎に発信できていれば、もっと多くの方が来場されて、福祉車両のすばらしさ、バリアフリーの重要性を体験・理解できたのではないかと確信します。 <コメント> 福祉車両の試乗に感動され、熱心に相談されるみなさんの姿を見て、ここに行くと(全車種とは言わないまでも)多くの福祉車両を必ず、見て、触って、体感できるという、試乗コース付きの常備施設の必要性を痛感しました。そこでは、行政の協力も得て、「販売会社で実車を確認できない」、「販売スタッフの知識が薄い」といった現在の不便や誤解を解消して、真に求める人に最高の提案ができる場、これからの不安に安心をもたらす場になるのでは、と思うからです。 取材協力/空間通信 兼平 真 概要 開催日 2006年10月14日(土)10:00~17:00 会場 船の科学館 会場所在地 〒135-8587 東京都品川区東八潮3-1 主催 株式会社イント・コーポレーション(アイムファイン事務局) 後援 財団法人対日貿易投資交流促進協会 協力 株式会社日刊自動車新聞社、カーグラフィック、株式会社ヤマシタコーポレーション お問い合わせ 株式会社イント・コーポレーション(アイムファイン事務局) 〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-14 京橋AKビル4階 TEL:03-3272-5022 FAX:03-3272-5023 ホームページURL http://www.im-fine.net/
2006年10月14日(土)、20社以上の福祉関連企業・団体が一堂に会し、東京・お台場の「船の科学館」で『楽&楽モビリティ Day in 東京』が開催されました。“バリアフリーの祭典”として、その目玉は20台を超える福祉車両の試乗体験です。これに福祉用具も展示され、1,600名を超える来場客で賑わいました。
99年度約24,000台だった福祉車両の国内販売台数は、05年度には約42,000台と約2倍の規模にまで拡大しています。しかし、その存在はまだ一般的には知られておらず、実際に車いす等を利用している方やそのご家族からは「販売会社で実車を確認できない」「販売スタッフの知識が薄い」といった声が上がっています。 そうした声にお応えし、広く福祉車両を知ってもらい、かつ実際にそのドライビングや使い勝手が実感できるようにと、トヨタ、ダイハツ、ホンダ、日産、三菱各社の福祉車両が集結。会場内に試乗コースを設置して、体験試乗をお勧めしていました。また、各社の専門スタッフがスタンバイ、説明・相談にも対応する万全体制での開催となりました。 当日は試乗はもちろん、専門的な相談も多数寄せられ、なかには他メーカーの車両と自社モデルの違いを求められ苦笑する相談員の姿も見られました。ちなみに「ダイハツ・ミラセルフマチック」は人だかりが絶えないほどの人気でした。
当日は土曜日、しかも快晴という絶好のイベント日和。福祉車両の展示・試乗の他、『鉄道のペーパークラフト“はこてん”の組み立て教室』や『昭和30~40年代のレトロカーの展示』など、中高年のみならず若者層でも楽しめるプログラムを用意したこともあってか、多くの家族連れで賑わいました。展示やセミナーを中心とした屋内開催の福祉関連イベントではあまり見られない、アットホームでリラックスした雰囲気に包まれていました。
レトロカーの展示の横では、何やら見慣れぬバイクが!?。実は「日本障害者ライダーズ協会」が出展した『ズーマー』50ccの原付サイドカーです。ハンドルが本車・側車のどちらにも移動可能で、車いすの方は車いすのまま操縦もできます。公道を走る許可をもらうため、警察に足繁く通った苦労話なども披露され、関係者の地道な努力に感心しました。身障者のオートバイ復帰を支援する協会ならではの出展でした。
さて、子供に人気だったのは、『電動車いすでのタイムトライアルコーナー』でした。小さいパイロンで区切られたクランクやスラロームのあるコースを、子供たちが電動車いすを操って果敢にタイムチャレンジします。担当のスタッフからは「おぉ、いいタイム!」「後半速かったなぁ、○○君」と声をかけられますから、気分は最高です。それで終わりではありません。スタッフから「目標タイムは1分10秒」と目安が発表されてしまうものですから、子供たちはさらにヒートアップ。実測の前になんと試走を申し込む強者も現れました。
NHKがお昼のニュースで紹介するとのことで、開場と同時に取材をはじめた私たちと同様に、朝から来場者にインタビュー撮影する姿を見かけました。そのお昼のニュースが功を奏したのでしょうか、午後になるとさらに来場は増えて、会場は大賑わいとなりました。 こんな状況を見て、宣伝の重要性を改めて感じました。ただし、テレビは大勢の方が見てくださいますが、開催日前の告知に取り上げられる話題は限られます。イベントの場合など、事前に放映するとなれば、やはり一定以上の規模やトピックスがない限り、どうしても後日に結果の紹介として扱われることが一般的だからです。 今回、バリアフリーという社会的な話題と福祉車両が試乗までできるという内容から、幸運にもNHKが取り上げたのでしょう。その報道効果もあって1日で約1,600名という来場者数でしたが、これが当日だけでなく、事前に積極的かつ広汎に発信できていれば、もっと多くの方が来場されて、福祉車両のすばらしさ、バリアフリーの重要性を体験・理解できたのではないかと確信します。
<コメント>
福祉車両の試乗に感動され、熱心に相談されるみなさんの姿を見て、ここに行くと(全車種とは言わないまでも)多くの福祉車両を必ず、見て、触って、体感できるという、試乗コース付きの常備施設の必要性を痛感しました。そこでは、行政の協力も得て、「販売会社で実車を確認できない」、「販売スタッフの知識が薄い」といった現在の不便や誤解を解消して、真に求める人に最高の提案ができる場、これからの不安に安心をもたらす場になるのでは、と思うからです。
取材協力/空間通信 兼平 真
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