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今年で10年目を迎えるNHKの福祉キャンペーン「NHKハート展」が、8月12日(金)~19日(金)大阪会場の国際障害者交流センター(ビック・アイ)で開催されました。 会場には、障害を持った方たちがつづった詩と、著名人やアーティストがその詩から感じたことを表現した作画とを合わせたコラボレーション作品を展示。今回は特別に、第1回目から審査員を続けられている牧口一二氏にお話を伺いました。 ■ 心に響く詩と受けとめる作画との出会い 詩の応募総数は4,620編。その中から選ばれた入選作品が50編。その詩を元に各界の著名人やアーティストがハートをモチーフに作画を作製。2つを合わせることで初めて1つのアートが完成します。今回もポップアーティストの326(みつる)さんや、タレントの佐藤江梨子さん、お笑い芸人のテツandトモさん、はなわさんなど様々な業界の方が作画を担当。見事なコラボレーション・アートを作り上げていました。 ▲326さんとのコラボレーション作品 ▲テツandトモのトモさんとのコラボレーション作品 ▲はなわさんとのコラボレーション作品 なかでも俳優の仁科亜季子さんと、イラストレーターの安齋肇さんは、映像で今回の企画についてコメントを紹介。お2人とも初めて詩を受け取った時のドキドキした気持ちを話されていました。 ▲仁科亜季子さんの作品 ▲安齋肇さんの作品 ■ コメントの木 会場の出口近くには、毎年多くの方の感想が飾られるコメントの木が設置されていました。残念ながら取材時は開催初日のため、あまり「感想の実」はなっていませんでしたが、きっと最終日には大勢の方のコメントで木が覆いつくされたに違いありません。 ■ 特別インタビュー 審査員 牧口一二氏(障害者文化情報研究所所長) はじめまして。まず最初に牧口さんが審査において心がけていることがあれば教えてください。 障害者でしか生まれてこない言葉を大切にしたいと思っています。 たとえば、目の見えない人の景色や耳の聞こえない人の音、私もそうですが、車いすに乗っている人の踏みしめる道など。見つけたときは楽しくなっちゃいます。新しいイメージがふくらむでしょ。 10年間審査に携わってこられたそうですが、作品の傾向や審査の方法などで変わってきたもの、もしくは変わらないものはありますか? 作品は開催当時「自由へのあこがれ」的な願望をテーマにしたものが多かったです。しかし、最近はただの憧れではなくて、障害の中にプラス面を見つけた作品が増えてきました。それは、もしかすると応募者が障害を受け入れ始めた、とも受け取れると思います。 また、「ありがとう」をテーマにしたものも多かった。これはありがとうと言わざるを得ない障害者の状況を表していたと思うんです。でも最近ではこれも変わり始めています。 牧口さんが今回の審査でこだわった事がありましたらお教えください。 戦争をテーマにした作品にはこだわりました。最近でも海外ではテロなどが起こったりしていますが、私が思うに障害を持つ者は基本的に戦争が嫌いだと思うんです。なぜなら、今は社会が安定していて、色々とサポートされているので普通に生活ができているが、一旦戦争が始まってしまったら、生活サポートがなくなり障害がある者は生きていけないかもしれないからです。時代背景的に今回は戦争をテーマにしたものが多くありました。しかし、他のテーマのものにも良いものが多くあったため、今回は1点だけが選ばれました。そして、今回私はその詩に作画をつけましたので、もしよろしければ、ご覧ください。 今回作品が入選した新城さんと一緒にパチリ 今後ハート展はどのようになると良いとお考えですか? できるだけ多くの、全ての障害を持つ仲間に伝えていきたいと思っています。 そして、このイベントが何か変わるきっかけになると嬉しいです。そのためにも、もっと人通りの多いところに展示していきたい。できるだけ、多くの人の心を揺さぶれるように。 <コメント> 私はこのハート展を取材して今回で3年目を迎えますが、実は最初に訪れた時から大ファン。その証拠に、取材には必ず向かうし展示会の作品集は2冊購入し、1冊を会社の戸棚にしまい、もう1冊は自分の家でじっくり読み込んでいます(もちろん自腹購入です)。 この展示会の作品には、牧口さんも言われていたように、障害を持つ方にしか書けない言葉たちが数多く存在します。記事や広告で言葉を扱う私にとって、それがとても刺激になるのです。今年もまた、このイベントで人に情報を伝えることの楽しさや難しさを痛感。 ご興味のある方は、一度展示会に行かれるか作品集をご覧になってはいかがでしょうか 取材協力/空間通信石井 克哉 大阪NHKハート展 概要&今後の予定 開催期間 国際障害者交流センター(ビッグ・アイ) 会場所在地 〒590-0115 大阪府堺市茶山台1-8-1 お問い合わせ 財団法人 大阪府地域福祉推進財団 国際障害者交流センター 〒590-0115 大阪府堺市茶山台1丁8-1 TEL:072-290-0962 FAX:072-290-0972 主催 NHK、NHK厚生文化事業団、NHKサービスセンター、全国社会福祉協議会 後援 障害者施策推進本部 ホームページURL http://www.nhk.or.jp/heart/ http://www.nhk.or.jp/heart/sche/sche.html (今後の開催予定地&スケジュール)
今年で10年目を迎えるNHKの福祉キャンペーン「NHKハート展」が、8月12日(金)~19日(金)大阪会場の国際障害者交流センター(ビック・アイ)で開催されました。 会場には、障害を持った方たちがつづった詩と、著名人やアーティストがその詩から感じたことを表現した作画とを合わせたコラボレーション作品を展示。今回は特別に、第1回目から審査員を続けられている牧口一二氏にお話を伺いました。
詩の応募総数は4,620編。その中から選ばれた入選作品が50編。その詩を元に各界の著名人やアーティストがハートをモチーフに作画を作製。2つを合わせることで初めて1つのアートが完成します。今回もポップアーティストの326(みつる)さんや、タレントの佐藤江梨子さん、お笑い芸人のテツandトモさん、はなわさんなど様々な業界の方が作画を担当。見事なコラボレーション・アートを作り上げていました。
なかでも俳優の仁科亜季子さんと、イラストレーターの安齋肇さんは、映像で今回の企画についてコメントを紹介。お2人とも初めて詩を受け取った時のドキドキした気持ちを話されていました。
会場の出口近くには、毎年多くの方の感想が飾られるコメントの木が設置されていました。残念ながら取材時は開催初日のため、あまり「感想の実」はなっていませんでしたが、きっと最終日には大勢の方のコメントで木が覆いつくされたに違いありません。
<コメント>
私はこのハート展を取材して今回で3年目を迎えますが、実は最初に訪れた時から大ファン。その証拠に、取材には必ず向かうし展示会の作品集は2冊購入し、1冊を会社の戸棚にしまい、もう1冊は自分の家でじっくり読み込んでいます(もちろん自腹購入です)。 この展示会の作品には、牧口さんも言われていたように、障害を持つ方にしか書けない言葉たちが数多く存在します。記事や広告で言葉を扱う私にとって、それがとても刺激になるのです。今年もまた、このイベントで人に情報を伝えることの楽しさや難しさを痛感。 ご興味のある方は、一度展示会に行かれるか作品集をご覧になってはいかがでしょうか
取材協力/空間通信石井 克哉
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