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現在〔2005年3月25日(金)~9月25日(日)〕愛知県では2005年最大のイベント日本国際博覧会「愛・地球博」が開催されています。「自然の叡智」をメインテーマに国内のみならず、世界各国(120以上の国)がパビリオンとして参加。ゴールデンウィークには100万人近くの人が来場するなど、見逃すことができない注目のイベントです。 ■ 万博会場の中心に位置する「センターゾーン」 必見は、なんと言っても万博の目玉でもある「グローバル・ハウス」内の冷凍マンモス(頭部・脚部)。ロシア連邦サハ共和国北部の凍土から発見された貴重な一品で、今回が世界で初めての一般公開。そのため、開場と同時に「グローバル・ハウス」の前には長蛇の列ができて、まるで大名行列のようになっていました。 展示コーナー(「マンモス・ラボ」)には上下2つの「動く歩道」が用意されて、ガラス越しに冷凍マンモスを見ることができます。もし、できるだけ近くで見たいと思っている方は、向かって右側(ガラス側)に並ぶと少しだけ間近で、1億8千年前のマンモスとご対面できます。 また、センターゾーンには840インチの巨大スクリーンと野外ステージを持つ「愛・地球広場」があり、常に世界各国のイベントが実施されていました。会場は全面人工芝になっていて直に座ってもとても気持ち良いため、お昼時にはお弁当を持ったファミリーやカップルの憩いの場、夕方には疲れ果てたお父さんたちのベッドとして活躍していました。 ▲冷凍マンモス ▲840インチの巨大スクリーン ■ 最先端技術が見もの!「企業パビリオンゾーン」 人気のパビリオンでひしめくのが、この「企業パビリオンゾーン」。国内の各企業(トヨタ、日立、三井・東芝、JR、三菱など)や社団法人などが最新技術を駆使して、独自に描いた未来像を展示。当然、数時間待ちは当たり前。中には事前予約ができるパビリオンもあるので、もし気になるパビリオンがあるなら、必ず予約することをお勧めします。 ▲トヨタ館 ▲日立館 ▲三井・東芝館 ▲三菱未来館@earth 中でも注目なのが「もしも月がなかったら…」をテーマにした「三菱未来館@earth」。夜の明かりや潮の満ち引きなど、私たちの生活には切っても切れない関係にある月。「もしこの月がなかったら地球はどのような姿をしていたのか」についてニール・F・カミンズ氏(※)の著書『もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅』に沿って体験できるパビリオンです。 このパビリオンでは、入口で三菱重工が開発したロボット「wakamaru」(わかまる)君がアテンダントとして登場。まずは「もしも陸地がすべて砂漠になったら」など、「もしも…」をテーマにしたいくつかのボードを説明。そして場所を変えて「実は月は地球の一部だった」など、地球と月の関係について詳しく説明した後に、メインの展示である「IFXシアター」へ案内してくれました。 「IFXシアター」とは巨大映像やミラー、音響スペシャルイフェクツを複合した未来映像シアターのことで、このシステムを使って「月がない地球」の姿を映像化。月の誕生から、過去の地球、そして現在の地球の姿まで。目の前で繰り広げられる今までに見たことのない映像に、ただただ驚くばかりでした。 ※ニール・F・カミンズ 米国 メイン大学 天文学・物理学部教授、スーパーコンピュータを用いた、銀河系モデルの研究を行っている研究者。 ▲wakamaru君がボードを説明 ▲地球と月の関係について ▲スピード感のある映像 ■ 回るだけで世界一周「グローバル・コモン」 世界各国のパビリオンが地域ごとに集まっているのが「グローバル・コモン」。全部で6つのゾーン(1:アジア、2:北中南アメリカ・国際機関、3:ヨーロッパ・地中海周辺国、4:ヨーロッパ、5:アフリカ、6:オセアニア・東南アジア)に分かれていて、各国の文化や、技術、風土を紹介。中には「ワニの肉」や「パパイヤの実」など、現地の料理を出すパビリオンもあり、食べ歩くだけでも十分楽しめるゾーンです。 ▲中央アジア共同館 ▲インドネシア&タイ館 ▲インドネシア&タイ館 その中で、とても印象に残ったのが、フランス館のメイン展示「キューブシアター」。1辺18メートルの天井、床、横壁の全面がスクリーンで覆われた部屋で15分間の映像を放映。来館者を「傷ついた惑星・地球」への旅に誘います。労働、公害、工業汚染など地球の負の部分を見せつつ、生きることすら困難な地域に住む人々の「生の声」を聞かせ、真の地球の未来を来場者に問いかけてくる、素晴らしい内容でした。 ▲部屋全体が大きなスクリーン ▲フランス館 ■ その他のゾーン 今までご紹介したゾーン以外にも、ギネスに認められた巨大万華鏡のある「大地の塔」(藤井フミヤ総合プロデュース)、日本の文化を体験できる「日本ゾーン」、恐竜ロボットやワーキングロボットに会える「遊びと参加ゾーン」、〔となりのトトロ〕の主人公たちの家を再現した「サツキとメイの家」、日本庭園のある「森林体感ゾーン」など、まだまだ楽しめるゾーンがたくさんあります。 ▲大地の塔 ▲サツキとメイの家 ▲日本庭園 <コメント> 行ってきました愛知万博。取材の日が限られていたので、朝から夕方まで走りっぱなし。何だか汗をかいて少しスリムになった気がします。会場を回っていて一番驚いたのが、車いすのお客様が多いこと。会場全体が基本的にユニバーサルデザインになっているからでしょうか、どのゾーンで会う方も楽しそうにパビリオンを見学していました。また、万博会場には「ケアセンター」という施設があり、車いすの貸出や介助についての相談コーナーが用意されています。もし会場でお困りのことがありましたら、まずこちらに問い合わせてみてはいかがでしょうか? 取材協力/空間通信一山 昌也 愛・地球博(愛知万博) 開催期間 2005年3月25日(金)~9月25日(日) 会場 名古屋東部丘陵 長久手町・豊田市、瀬戸市 主催 財団法人2005年日本国際博覧会協会 ホームページURL http://www.expo2005.or.jp/
現在〔2005年3月25日(金)~9月25日(日)〕愛知県では2005年最大のイベント日本国際博覧会「愛・地球博」が開催されています。「自然の叡智」をメインテーマに国内のみならず、世界各国(120以上の国)がパビリオンとして参加。ゴールデンウィークには100万人近くの人が来場するなど、見逃すことができない注目のイベントです。
必見は、なんと言っても万博の目玉でもある「グローバル・ハウス」内の冷凍マンモス(頭部・脚部)。ロシア連邦サハ共和国北部の凍土から発見された貴重な一品で、今回が世界で初めての一般公開。そのため、開場と同時に「グローバル・ハウス」の前には長蛇の列ができて、まるで大名行列のようになっていました。 展示コーナー(「マンモス・ラボ」)には上下2つの「動く歩道」が用意されて、ガラス越しに冷凍マンモスを見ることができます。もし、できるだけ近くで見たいと思っている方は、向かって右側(ガラス側)に並ぶと少しだけ間近で、1億8千年前のマンモスとご対面できます。 また、センターゾーンには840インチの巨大スクリーンと野外ステージを持つ「愛・地球広場」があり、常に世界各国のイベントが実施されていました。会場は全面人工芝になっていて直に座ってもとても気持ち良いため、お昼時にはお弁当を持ったファミリーやカップルの憩いの場、夕方には疲れ果てたお父さんたちのベッドとして活躍していました。
人気のパビリオンでひしめくのが、この「企業パビリオンゾーン」。国内の各企業(トヨタ、日立、三井・東芝、JR、三菱など)や社団法人などが最新技術を駆使して、独自に描いた未来像を展示。当然、数時間待ちは当たり前。中には事前予約ができるパビリオンもあるので、もし気になるパビリオンがあるなら、必ず予約することをお勧めします。
中でも注目なのが「もしも月がなかったら…」をテーマにした「三菱未来館@earth」。夜の明かりや潮の満ち引きなど、私たちの生活には切っても切れない関係にある月。「もしこの月がなかったら地球はどのような姿をしていたのか」についてニール・F・カミンズ氏(※)の著書『もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅』に沿って体験できるパビリオンです。
このパビリオンでは、入口で三菱重工が開発したロボット「wakamaru」(わかまる)君がアテンダントとして登場。まずは「もしも陸地がすべて砂漠になったら」など、「もしも…」をテーマにしたいくつかのボードを説明。そして場所を変えて「実は月は地球の一部だった」など、地球と月の関係について詳しく説明した後に、メインの展示である「IFXシアター」へ案内してくれました。 「IFXシアター」とは巨大映像やミラー、音響スペシャルイフェクツを複合した未来映像シアターのことで、このシステムを使って「月がない地球」の姿を映像化。月の誕生から、過去の地球、そして現在の地球の姿まで。目の前で繰り広げられる今までに見たことのない映像に、ただただ驚くばかりでした。
※ニール・F・カミンズ 米国 メイン大学 天文学・物理学部教授、スーパーコンピュータを用いた、銀河系モデルの研究を行っている研究者。
世界各国のパビリオンが地域ごとに集まっているのが「グローバル・コモン」。全部で6つのゾーン(1:アジア、2:北中南アメリカ・国際機関、3:ヨーロッパ・地中海周辺国、4:ヨーロッパ、5:アフリカ、6:オセアニア・東南アジア)に分かれていて、各国の文化や、技術、風土を紹介。中には「ワニの肉」や「パパイヤの実」など、現地の料理を出すパビリオンもあり、食べ歩くだけでも十分楽しめるゾーンです。
その中で、とても印象に残ったのが、フランス館のメイン展示「キューブシアター」。1辺18メートルの天井、床、横壁の全面がスクリーンで覆われた部屋で15分間の映像を放映。来館者を「傷ついた惑星・地球」への旅に誘います。労働、公害、工業汚染など地球の負の部分を見せつつ、生きることすら困難な地域に住む人々の「生の声」を聞かせ、真の地球の未来を来場者に問いかけてくる、素晴らしい内容でした。
今までご紹介したゾーン以外にも、ギネスに認められた巨大万華鏡のある「大地の塔」(藤井フミヤ総合プロデュース)、日本の文化を体験できる「日本ゾーン」、恐竜ロボットやワーキングロボットに会える「遊びと参加ゾーン」、〔となりのトトロ〕の主人公たちの家を再現した「サツキとメイの家」、日本庭園のある「森林体感ゾーン」など、まだまだ楽しめるゾーンがたくさんあります。
<コメント>
行ってきました愛知万博。取材の日が限られていたので、朝から夕方まで走りっぱなし。何だか汗をかいて少しスリムになった気がします。会場を回っていて一番驚いたのが、車いすのお客様が多いこと。会場全体が基本的にユニバーサルデザインになっているからでしょうか、どのゾーンで会う方も楽しそうにパビリオンを見学していました。また、万博会場には「ケアセンター」という施設があり、車いすの貸出や介助についての相談コーナーが用意されています。もし会場でお困りのことがありましたら、まずこちらに問い合わせてみてはいかがでしょうか?
取材協力/空間通信一山 昌也
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