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2009年5月22日(金)~24日(日)の3日間、名古屋市国際展示場「ポートメッセなごや」にて、第12回国際福祉健康産業展「ウェルフェア 2009」が開催されました 開催されたこの時期はちょうど新型インフルエンザの報道がピークの頃。来場者数に不安がありましたが、3日間で約7万人と、今回も大勢の方が介護・福祉・健康に関する最新の情報に触れていらっしゃいました。 福祉・健康分野は景気回復を牽引する産業の柱 少子高齢化が進む中「福祉・健康にかかわる製品・サービスの幅広い紹介」から「福祉・健康産業の振興」と「市民生活の向上」を目的とする本展示会ですが、昨今の経済情勢もあり、開催規模は例年より縮小傾向のようです。 それでも、4月の名古屋市長選で当選したばかりの河村たかし氏(名古屋国際見本市委員会会長)のあいさつでは、「福祉・健康をテーマとする産業分野は、景気回復を牽引する産業の柱としての期待が高まっており、この注目が集まる産業分野の最新かつ有意義な情報を、ご来場いただく皆様に提供してまいります」と、力強い決意が示されています(公式ガイドブックより)。主催者・出展者もそれに呼応するように、介護・自立支援・健康増進・ユニバーサルデザイン関連製品などの一般展示にとどまらず「介護・福祉・医療関連の就職・転職説明会」「一線で活躍の講師を招いた“脳卒中の最新治療”“体操による介護予防”などの講習会」を併催し、熱心にご来場者とコミュニケーションを取っていました。 (株)エス・アイティー 代表取締役 多田鐸介氏の講演。 “全ての人に食べる喜びを!” 毎回大勢が体感に訪れる福祉車両メーカーのブース 国内全メーカーという訳にはまいりませんでしたが、今回も多くのメーカーが出展。大勢のお客様が、見て・訊いて・乗り込んで、と福祉車両のさまざまな機能を試していました。 <トヨタ自動車> こちらの画像は、5月18日に発売されたばかりの新型プリウスのウェルキャブモデルです。通常モデル同様に、圧倒的な注目を集めていました。 横のスタッフがリモコンで操作しているのですが、リモコンのボタンを押し続けると、外側にせり出していた助手席が上昇→回転し車内へ、という流れで乗車です。 こちらは福祉車両でもおなじみのポルテ(ウェルドライブ“タイプⅡ”)です。 車いすから運転席へスムーズに移乗できるだけでなく、車いすをクレーンでラクに収納できます。説明スタッフからクレーンへの取付方法などを熱心に聞いている姿が印象的です。 <ダイハツ工業> 4月に開催された大阪・バリアフリ-2009に引き続き、こちらでもコミュニケーター(女性スタッフ)が多くのお客様に体感いただけるようサポートに大活躍。大変人気を集めていました。約1時間に一度行われる手話を交えたデモンストレーション(写真)では、特に大勢が集まります。その際に行われる姉役と妹役による寸劇では、クルマの機能説明だけでなく、購入した姉役に対して 妹役:結構高かったんじゃないのぉ? 姉役:クルマが“軽”ということだけじゃなく「ワンダフルクレジット(残価設定ローン)」で買ったから、月々の支払いも“軽い”のよ。 と、賢い買い方の提案もしていました。 <本田技研工業> ホンダのブースでは福祉車両よりも歩行アシストが目立っていました。このシステムは文字どおり人間の歩行をアシストするもので、ほっとラインのイベント情報でも度々取り上げています。 第2回介護予防・認知症予防総合フェア2008 写真のような装置を装着することで、非装着時より歩幅が広がり、歩行がラクになるのだそうです。しくみ的には、歩行時の股関節角度センサーの情報をもとに、モーターが最適なアシストをするとのこと。 体験者の一部は、自分のいつもの歩みと違うためちょっと違和感に思う人もいたようですが、みんな、アシストされている感覚を実感。装置の重量が軽量(2.8kg)なこともあり、実用性に対しても納得している様子でした。 歩行解析で転倒リスクを軽減 アイシン精機は、小さな弁当箱ほどの装置(携帯機)を腰に付け軽く歩くだけで、その人の歩行レベル(転倒リスク)がわかる、「歩ビゲーター」を出展していました。 寝たきりとなるきっかけとして、脳卒中、認知症に次ぐのが転倒です。転倒を予防できれば高い確率で寝たきりを予防できると言われています。実際、多く自治体が転倒予防の体操などを地域支援事業として行っています。「歩ビゲーター」はこのような事業にも対応できるよう、1台の携帯機で約100人分のデータを蓄積できます。さらに、一人ひとりに合わせた運動器機能向上のためのトレーニングプログラムの作成機能も有します。 携帯機を腰に付けて10mの道を往復(復路は全力歩行)するだけで測定可能。通常の歩行レベル測定は、理学療法士がストップウォッチを片手に、巻き尺を用いて測るのだそうです。 通常30分ほどと言われる測定時間も、約5分に短縮されます。 測定結果は「4段階の転倒リスク度合」「歩行速度、歩幅」及び「歩行上のアドバイス」などとして表示されます。 老若男女、みんな元気よく体操 療育・健康・介護予防の相談コーナーをはじめ、持久力や柔軟性測定などのコーナーを設けた愛知県理学療法士会のブースは、ちょっとした行列を作っていました。熱心に参加している来場者の姿を見ると「“健康面に普段から気を配って生活してほしい”という点を啓発したいんです」と言う同会の目的は十分達成されたようです。 相談コーナーにはちょっとした行列 みんなで元気よく体操している姿が印象的。 ご年配の来場者も学生さんと一緒で楽しそう。 柔軟性の測定。「まず右腕を上げて、頭の後ろにまわしていただけますか」 あたたかい心であたたかい無視を 豊田通商のブースでは、介助犬のデモンストレーションが行われていました。「なぜ、商社のブースで介助犬のデモ?」と思われる方もいるかもしれません。実は介助犬育成を事業とする日本介助犬協会と同社は、介助犬の講演やデモンストレーションの際、豊田通商社員がチャリティバザー(収益の一部を寄付)を行ったりするなど、懇意な関係なのだそうです。 介助犬は一般的にまだなじみが薄く、レストラン等で入店を断られるケースもあるとのこと。それもそのはずで、全国で介助犬は46頭しかいないのですから、どう扱い、どう接するべきか知らない人も多いのです。同協会の人は「街で会った際、“かわいいわねと頭をなでたり、チュッチュッチュッと声をかけたりする”のは、絶対やめてください。介助犬は普段から褒めながら訓練を行っているため、かわいがってくれそうなほうへ気が行ってしまいます。被介助者の横で何もしていないような状態でも介助犬は待機という重要な常態ですから、“かわいいわねと思ったそのあたたかい心で『あたたかい無視』”をしてください。そしてもし被介助者が困っているようでしたら、介助犬ではなくその方にお声がけしてください」と訴えておられました。 まだメジャーな存在とは言えない介助犬ですが、訊くとその訓練期間は思いのほか短く、一般訓練を半年~1年、その後、実際の被介助者と一緒の訓練を半年と、最短で1年あれば“一人前”の介助犬になれるのだそうです。また、犬種も問わないとのこと。実際は、人懐っこいレトリバーがその大半を占めているのですが、シェパードやスタンダードプードルなどの介助犬もいるそうです。 「Take くつ」でくつを脱がしてあげ、「Take くつ下」で今度はくつ下を脱がしてあげます。いずれも片足5秒程度。ちなみに指示語には簡単な英語を使います。 例)「くわえて持ってきて=bring」「そこで離して=give」等で、携帯電話を持ってきては「Bring ケイタイ」 他にも多くの方が体感中! 労災リハビリテーション工学センターのブースで 全自動吊り上げトレッドミルを体感中。 近鉄スマイルサプライのトランサポータ。 介助者1人で階段を昇降させられます。 整皮看護は5分500円のお試し価格でサービスを提供。 明電興産の床走行式の電動介護リフトを体感。 床走行式なので、介助者も扱いやすい。 中日本航空のブースでは、来場者が 「おたっしゃランチ」を試食中です。社名のとおり、航空事業が メインですが、環境・リサイクル事業などにも 積極的に関わっています。 みりんの本場三河の角谷文治郎商店のブースです。 おいしいだけでなく、体にも良さそうです。勧める方がこんなに肌つやが良いのですから…。 “新型”に限らず流行すると… 日産ブースの受付カウンターには、 「ご自由にお使いください」と 消毒用のハンドジェルを用意。 今(6月15日)でこそ報道が少なくなった新型インフルエンザですが、ウェルフェア開催時は、国内感染確定者が既に300人を数えたこともあり、連日過剰なまでの報道がなされていました。来場者数にも影響するのではと危惧していましたが、終わってみると来場者数は69,260人で、昨年と比較して4,419人の減少に止まりました。開催規模等を鑑みると、新型インフルエンザの影響は意外と小さかったようです。 ただ、会場へ来る側、それを迎える側双方、マスクの装着率は異常に高く、会話する際には、いちいちあごにマスクをずらしたりと、大変そうです。特にマスク装着を決まりにしているブースのスタッフは、頻繁に取ったり付けたりを繰り返していました。 マスク姿が大体数を占める空間で時間を過ごしたのは人生ではじめての経験でした。「“新型”に限らず、インフルエンザが蔓延する時はこんな風になるんだろうなぁ」と、多くの方が感じたのではないでしょうか。 新型インフルエンザ対策と銘打ち、除菌消臭水 「プレベント」を出展しているブースも。 事務局では、紙マスクを10円で販売。 受付スタッフもみんなマスクを付けて、パンフレット等を手渡し。 <コメント> AEDは身近なもの AEDをはじめとする救急法の講習が複数のブースで行われていました。かつては医師のみの使用しか許されていませんでしたが、その後救急救命士の使用が可能となり、2004年7月からは一般人も使えるようになり、空港や学校、球場、駅などの公共施設に広く設置されるようになりました。しかし、皆さんはこのAEDを使用したこと、または使用する自信はあるでしょうか?そもそも心臓発作により救急蘇生が必要な自体に遭遇することはまれですし、何も無い時にAED設置BOXを開けて見ている姿というのも妙なものです。いざという時のために、本来は事前に勉強・試用しておきたいものですが、試用できる機会は限られています。このような展示会を活用し、多くの方が勉強・試用してくれることを期待します。また、このような地道な活動が“AEDは特別なもの”という意識を払拭させ、技術的な進歩と相俟って、家電や携帯電話のような一般的な機器を扱うかのように、誰でも怯まずに使えるものになることでしょう。 「○○部にコネクタをセットしてください」「パッドを付けてください」「体から離れ、ボタンを押してください」「解析中です」など、使用方法はすべて音声がガイドしてくれるので、落ち着いてさえいれば誰でも簡単に利用することが可能。但し、救急蘇生に重要なのはボタンを押しショックを与えてから再度ショック与える間の心臓マッサージだそうです。 これはAEDの操作と異なり、アナログの部分がまざっています。 会場ではAED以外、多くの救急法の講習が行われ、大勢の方が意欲的に学習。 取材協力/空間通信 兼平真 概要 名称 第12回国際福祉健康産業展 ~ウェルフェア2009~ 開催趣旨 高齢者・障がい者の生活を快適にする福祉機器・製品を含めた総合的な福祉情報を発信します。 開催日 2009年5月22日(金)~5月24日(日) 3日間 開場時間 10:00~17:00 会場 ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場) 〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地 TEL番号:052-398-1771 FAX番号:052-398-1785 主催 名古屋国際見本市委員会 構成:名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、(財)名古屋都市産業振興公社、(社福)名古屋市総合リハビリテーション事業団(なごや福祉用具プラザ) 共催 日刊自動車新聞社、中日新聞社 広報協力 シルバー新報 後援 経済産業省、厚生労働省、NHK名古屋放送局、(社福)NHK厚生文化事業団、(社福)中日新聞社会事業団、(社福)朝日新聞厚生文化事業団、(財)毎日新聞大阪社会事業団、(社福)読売光と愛の事業団中部支部 (予定、順不同) 協賛 (社)日本自動車工業会、(社)シルバーサービス振興会、(社)日本医療法人協会、(社)日本病院会、(社)全日本病院協会、(社)全国老人保健施設協会、(財)日本障害者リハビリテーション協会、(社)日本理学療法士協会、(社)日本作業療法士協会、(社福)日本身体障害者団体連合会、(財)テクノエイド協会、(社)日本福祉用具供給協会、(社)日本衛生材料工業連合会、(財)日本訪問看護振興財団、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、日本福祉用具・生活支援用具協会、日本在宅医療福祉協会、(財)共用品推進機構、有限責任中間法人日本在宅介護協会、保健医療福祉情報システム工業会、(社)愛知県医師会、(社)名古屋市医師会、(社)愛知県医療法人協会、愛知県老人保健施設協会、(社)愛知県病院協会、(社)愛知県薬剤師会、日本赤十字社愛知県支部、(財)愛知県シルバーサービス振興会、(社福)愛知県社会福祉協議会、(社福)名古屋市社会福祉協議会、(社)愛知県看護協会、愛知県弁護士会、(独)高齢・障害者雇用支援機構愛知障害者職業センター、名古屋市介護サービス事業者連絡研究会、(社)愛知県歯科医師会、(社)愛知県栄養士会 など (予定、順不同)
2009年5月22日(金)~24日(日)の3日間、名古屋市国際展示場「ポートメッセなごや」にて、第12回国際福祉健康産業展「ウェルフェア 2009」が開催されました 開催されたこの時期はちょうど新型インフルエンザの報道がピークの頃。来場者数に不安がありましたが、3日間で約7万人と、今回も大勢の方が介護・福祉・健康に関する最新の情報に触れていらっしゃいました。
少子高齢化が進む中「福祉・健康にかかわる製品・サービスの幅広い紹介」から「福祉・健康産業の振興」と「市民生活の向上」を目的とする本展示会ですが、昨今の経済情勢もあり、開催規模は例年より縮小傾向のようです。 それでも、4月の名古屋市長選で当選したばかりの河村たかし氏(名古屋国際見本市委員会会長)のあいさつでは、「福祉・健康をテーマとする産業分野は、景気回復を牽引する産業の柱としての期待が高まっており、この注目が集まる産業分野の最新かつ有意義な情報を、ご来場いただく皆様に提供してまいります」と、力強い決意が示されています(公式ガイドブックより)。主催者・出展者もそれに呼応するように、介護・自立支援・健康増進・ユニバーサルデザイン関連製品などの一般展示にとどまらず「介護・福祉・医療関連の就職・転職説明会」「一線で活躍の講師を招いた“脳卒中の最新治療”“体操による介護予防”などの講習会」を併催し、熱心にご来場者とコミュニケーションを取っていました。
国内全メーカーという訳にはまいりませんでしたが、今回も多くのメーカーが出展。大勢のお客様が、見て・訊いて・乗り込んで、と福祉車両のさまざまな機能を試していました。
<トヨタ自動車>
こちらの画像は、5月18日に発売されたばかりの新型プリウスのウェルキャブモデルです。通常モデル同様に、圧倒的な注目を集めていました。 横のスタッフがリモコンで操作しているのですが、リモコンのボタンを押し続けると、外側にせり出していた助手席が上昇→回転し車内へ、という流れで乗車です。
こちらは福祉車両でもおなじみのポルテ(ウェルドライブ“タイプⅡ”)です。 車いすから運転席へスムーズに移乗できるだけでなく、車いすをクレーンでラクに収納できます。説明スタッフからクレーンへの取付方法などを熱心に聞いている姿が印象的です。
<ダイハツ工業>
4月に開催された大阪・バリアフリ-2009に引き続き、こちらでもコミュニケーター(女性スタッフ)が多くのお客様に体感いただけるようサポートに大活躍。大変人気を集めていました。約1時間に一度行われる手話を交えたデモンストレーション(写真)では、特に大勢が集まります。その際に行われる姉役と妹役による寸劇では、クルマの機能説明だけでなく、購入した姉役に対して 妹役:結構高かったんじゃないのぉ? 姉役:クルマが“軽”ということだけじゃなく「ワンダフルクレジット(残価設定ローン)」で買ったから、月々の支払いも“軽い”のよ。 と、賢い買い方の提案もしていました。
<本田技研工業>
ホンダのブースでは福祉車両よりも歩行アシストが目立っていました。このシステムは文字どおり人間の歩行をアシストするもので、ほっとラインのイベント情報でも度々取り上げています。 第2回介護予防・認知症予防総合フェア2008 写真のような装置を装着することで、非装着時より歩幅が広がり、歩行がラクになるのだそうです。しくみ的には、歩行時の股関節角度センサーの情報をもとに、モーターが最適なアシストをするとのこと。 体験者の一部は、自分のいつもの歩みと違うためちょっと違和感に思う人もいたようですが、みんな、アシストされている感覚を実感。装置の重量が軽量(2.8kg)なこともあり、実用性に対しても納得している様子でした。
アイシン精機は、小さな弁当箱ほどの装置(携帯機)を腰に付け軽く歩くだけで、その人の歩行レベル(転倒リスク)がわかる、「歩ビゲーター」を出展していました。 寝たきりとなるきっかけとして、脳卒中、認知症に次ぐのが転倒です。転倒を予防できれば高い確率で寝たきりを予防できると言われています。実際、多く自治体が転倒予防の体操などを地域支援事業として行っています。「歩ビゲーター」はこのような事業にも対応できるよう、1台の携帯機で約100人分のデータを蓄積できます。さらに、一人ひとりに合わせた運動器機能向上のためのトレーニングプログラムの作成機能も有します。
携帯機を腰に付けて10mの道を往復(復路は全力歩行)するだけで測定可能。通常の歩行レベル測定は、理学療法士がストップウォッチを片手に、巻き尺を用いて測るのだそうです。 通常30分ほどと言われる測定時間も、約5分に短縮されます。
測定結果は「4段階の転倒リスク度合」「歩行速度、歩幅」及び「歩行上のアドバイス」などとして表示されます。
療育・健康・介護予防の相談コーナーをはじめ、持久力や柔軟性測定などのコーナーを設けた愛知県理学療法士会のブースは、ちょっとした行列を作っていました。熱心に参加している来場者の姿を見ると「“健康面に普段から気を配って生活してほしい”という点を啓発したいんです」と言う同会の目的は十分達成されたようです。
豊田通商のブースでは、介助犬のデモンストレーションが行われていました。「なぜ、商社のブースで介助犬のデモ?」と思われる方もいるかもしれません。実は介助犬育成を事業とする日本介助犬協会と同社は、介助犬の講演やデモンストレーションの際、豊田通商社員がチャリティバザー(収益の一部を寄付)を行ったりするなど、懇意な関係なのだそうです。 介助犬は一般的にまだなじみが薄く、レストラン等で入店を断られるケースもあるとのこと。それもそのはずで、全国で介助犬は46頭しかいないのですから、どう扱い、どう接するべきか知らない人も多いのです。同協会の人は「街で会った際、“かわいいわねと頭をなでたり、チュッチュッチュッと声をかけたりする”のは、絶対やめてください。介助犬は普段から褒めながら訓練を行っているため、かわいがってくれそうなほうへ気が行ってしまいます。被介助者の横で何もしていないような状態でも介助犬は待機という重要な常態ですから、“かわいいわねと思ったそのあたたかい心で『あたたかい無視』”をしてください。そしてもし被介助者が困っているようでしたら、介助犬ではなくその方にお声がけしてください」と訴えておられました。 まだメジャーな存在とは言えない介助犬ですが、訊くとその訓練期間は思いのほか短く、一般訓練を半年~1年、その後、実際の被介助者と一緒の訓練を半年と、最短で1年あれば“一人前”の介助犬になれるのだそうです。また、犬種も問わないとのこと。実際は、人懐っこいレトリバーがその大半を占めているのですが、シェパードやスタンダードプードルなどの介助犬もいるそうです。
「Take くつ」でくつを脱がしてあげ、「Take くつ下」で今度はくつ下を脱がしてあげます。いずれも片足5秒程度。ちなみに指示語には簡単な英語を使います。 例)「くわえて持ってきて=bring」「そこで離して=give」等で、携帯電話を持ってきては「Bring ケイタイ」
今(6月15日)でこそ報道が少なくなった新型インフルエンザですが、ウェルフェア開催時は、国内感染確定者が既に300人を数えたこともあり、連日過剰なまでの報道がなされていました。来場者数にも影響するのではと危惧していましたが、終わってみると来場者数は69,260人で、昨年と比較して4,419人の減少に止まりました。開催規模等を鑑みると、新型インフルエンザの影響は意外と小さかったようです。 ただ、会場へ来る側、それを迎える側双方、マスクの装着率は異常に高く、会話する際には、いちいちあごにマスクをずらしたりと、大変そうです。特にマスク装着を決まりにしているブースのスタッフは、頻繁に取ったり付けたりを繰り返していました。 マスク姿が大体数を占める空間で時間を過ごしたのは人生ではじめての経験でした。「“新型”に限らず、インフルエンザが蔓延する時はこんな風になるんだろうなぁ」と、多くの方が感じたのではないでしょうか。
<コメント>
AEDは身近なもの AEDをはじめとする救急法の講習が複数のブースで行われていました。かつては医師のみの使用しか許されていませんでしたが、その後救急救命士の使用が可能となり、2004年7月からは一般人も使えるようになり、空港や学校、球場、駅などの公共施設に広く設置されるようになりました。しかし、皆さんはこのAEDを使用したこと、または使用する自信はあるでしょうか?そもそも心臓発作により救急蘇生が必要な自体に遭遇することはまれですし、何も無い時にAED設置BOXを開けて見ている姿というのも妙なものです。いざという時のために、本来は事前に勉強・試用しておきたいものですが、試用できる機会は限られています。このような展示会を活用し、多くの方が勉強・試用してくれることを期待します。また、このような地道な活動が“AEDは特別なもの”という意識を払拭させ、技術的な進歩と相俟って、家電や携帯電話のような一般的な機器を扱うかのように、誰でも怯まずに使えるものになることでしょう。
「○○部にコネクタをセットしてください」「パッドを付けてください」「体から離れ、ボタンを押してください」「解析中です」など、使用方法はすべて音声がガイドしてくれるので、落ち着いてさえいれば誰でも簡単に利用することが可能。但し、救急蘇生に重要なのはボタンを押しショックを与えてから再度ショック与える間の心臓マッサージだそうです。 これはAEDの操作と異なり、アナログの部分がまざっています。
会場ではAED以外、多くの救急法の講習が行われ、大勢の方が意欲的に学習。
取材協力/空間通信 兼平真
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