介護情報ほっとラインは、トヨタグループのマーケティング会社 デルフィスが運営しています。
より深いサービスのご提供のために 会員登録(無料)をおすすめしています。
文字サイズ大 文字サイズ中 文字サイズ小
筆者プロフィール
え~。お寒い中のお運びで、厚く御礼を申し上げます。 「桃太郎」という昔話を知らない、聞いたことがないという方は、多分いらっしゃらないんではないかと思います。子供の頃に本で読んだり、寝る前に母親に語ってもらったりしたものです。この「桃太郎」という話を聞きながら、寝てしまいました。今夜こそ最後まで聞くぞ!とがんばったことがありました。親達は、寝てしまうと 「あっこの子寝ちゃったよ。子供なんてぇものは罪がないものだね」 と言っていました。 ところが、これが落語になりますとこうはいきません。子供が「桃太郎」を聞きながら色々と親に質問します。 「昔々、ある所に、おじいさんとおばあさんがいました」というと「昔々って、いつ頃、年号は、西暦何年?ある所ってどこ?何県?何丁目何番地?郵便番号は何番?七桁で言ってください。おじいさんは何歳ですか?名前は何てぇの?年金はもらってますか?」 など、いちいち質問するという噺です。 今回は、この「桃太郎」を落語流にお話します。落語では、子供が親に噺を聞かせます。 「昔々、ある所におじいさんとおばあさんがいました」 何で“昔々”って言うのか?別に何年何月と決めても良いんだけど、子供に聞かせるのに難しくなっちゃうから昔々。 “ある所”これも東京なら東京と決め手も良いんだけど、その土地の子じゃない子供が僕の所の話じゃないんだって話が遠くなっちゃうから、日本全国いつどこで喋ってもわかるように、昔々ある所にで良いの。つまり出だしのふた言で話を大きく構えて普遍性を持たせているんです。 “おじいさんおばあさん”これも本当は、お父さんお母さんなんだけど話が堅くなっちゃうから、お年寄りは子供が好きだというところから父と母に、にごりをうって“じじ”と“ばば”なの。 “おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に行く”のも意味があるの。父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深しから、山へ芝刈りに、海へ洗濯へ行ったんじゃ石けんがきかないから川に洗濯へ行ったの。 “桃を割ると中から玉のような男の子が生まれた”って、子供が桃から産まれてきてごらんよ。果物屋の店先は子供だらけになっちゃうんだから。それから“美味しいきび団子”を持たせてやるって、きびと言うのは何も食べ物がない時に食べる代用品なの。美味しくないんだよ。これは、人間はいかなる時でも贅沢をしてはいけませんよ。倹約しなさいよという教えなの。 “犬と猿ときじ”を連れて行くのは、犬は三日飼われると恩を忘れない仁義を心得ている。猿はとても頭が良い智恵がある。きじは、とても勇気がある。だから仁智勇、この3つをいつも身につけておきなさいという意味なの。 それから“鬼ヶ島”ってあるわきゃないでしょ。これは鬼のような世間の事なの。 宝物を持って帰ったってね。この宝というのは人間にとって一番大切なもの。これは信用という宝。だから鬼のような世間へ出て行って、信用という宝を持って帰ってきて、おじいさん、おばあさん、父と母に親孝行をしなさいよという事なの。わかったお父さん! 「あっお父さん寝ちゃった。親なんて罪がないものだ」 本当か、どうか分かりませんが落語も馬鹿にできません。
え~。お寒い中のお運びで、厚く御礼を申し上げます。
「桃太郎」という昔話を知らない、聞いたことがないという方は、多分いらっしゃらないんではないかと思います。子供の頃に本で読んだり、寝る前に母親に語ってもらったりしたものです。この「桃太郎」という話を聞きながら、寝てしまいました。今夜こそ最後まで聞くぞ!とがんばったことがありました。親達は、寝てしまうと 「あっこの子寝ちゃったよ。子供なんてぇものは罪がないものだね」 と言っていました。
ところが、これが落語になりますとこうはいきません。子供が「桃太郎」を聞きながら色々と親に質問します。 「昔々、ある所に、おじいさんとおばあさんがいました」というと「昔々って、いつ頃、年号は、西暦何年?ある所ってどこ?何県?何丁目何番地?郵便番号は何番?七桁で言ってください。おじいさんは何歳ですか?名前は何てぇの?年金はもらってますか?」 など、いちいち質問するという噺です。
今回は、この「桃太郎」を落語流にお話します。落語では、子供が親に噺を聞かせます。 「昔々、ある所におじいさんとおばあさんがいました」 何で“昔々”って言うのか?別に何年何月と決めても良いんだけど、子供に聞かせるのに難しくなっちゃうから昔々。 “ある所”これも東京なら東京と決め手も良いんだけど、その土地の子じゃない子供が僕の所の話じゃないんだって話が遠くなっちゃうから、日本全国いつどこで喋ってもわかるように、昔々ある所にで良いの。つまり出だしのふた言で話を大きく構えて普遍性を持たせているんです。 “おじいさんおばあさん”これも本当は、お父さんお母さんなんだけど話が堅くなっちゃうから、お年寄りは子供が好きだというところから父と母に、にごりをうって“じじ”と“ばば”なの。 “おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に行く”のも意味があるの。父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深しから、山へ芝刈りに、海へ洗濯へ行ったんじゃ石けんがきかないから川に洗濯へ行ったの。 “桃を割ると中から玉のような男の子が生まれた”って、子供が桃から産まれてきてごらんよ。果物屋の店先は子供だらけになっちゃうんだから。それから“美味しいきび団子”を持たせてやるって、きびと言うのは何も食べ物がない時に食べる代用品なの。美味しくないんだよ。これは、人間はいかなる時でも贅沢をしてはいけませんよ。倹約しなさいよという教えなの。 “犬と猿ときじ”を連れて行くのは、犬は三日飼われると恩を忘れない仁義を心得ている。猿はとても頭が良い智恵がある。きじは、とても勇気がある。だから仁智勇、この3つをいつも身につけておきなさいという意味なの。 それから“鬼ヶ島”ってあるわきゃないでしょ。これは鬼のような世間の事なの。 宝物を持って帰ったってね。この宝というのは人間にとって一番大切なもの。これは信用という宝。だから鬼のような世間へ出て行って、信用という宝を持って帰ってきて、おじいさん、おばあさん、父と母に親孝行をしなさいよという事なの。わかったお父さん! 「あっお父さん寝ちゃった。親なんて罪がないものだ」 本当か、どうか分かりませんが落語も馬鹿にできません。
選択してください 2010年07月 2010年06月 2010年05月 2010年04月 2010年03月 2010年02月 2010年01月 2009年12月 2009年11月 2009年10月 2009年09月 2009年08月 2009年07月 2009年06月 2009年05月 2009年04月 2009年03月 2009年02月 2009年01月 2008年12月 2008年11月 2008年10月 2008年09月 2008年08月 2008年07月 2008年06月 2008年05月 2008年04月 2008年03月 2008年02月 2008年01月 2007年12月 2007年11月 2007年10月 2007年09月 2007年08月 2007年07月 2007年06月 2007年05月 2007年04月 2007年03月 2007年02月 2007年01月 2006年12月 2006年11月 2006年10月 2006年09月 2006年08月 2006年07月 2006年06月 2006年05月 2006年04月 2006年03月 2006年02月 2006年01月 2005年12月 2005年11月 2005年10月 2005年09月 2005年08月 2005年07月 2005年06月 2005年05月 2005年04月
Copyright 2010 Delphys Inc , All rights reserves. 介護情報ほっとライン