介護情報ほっとラインは、トヨタグループのマーケティング会社 デルフィスが運営しています。
より深いサービスのご提供のために 会員登録(無料)をおすすめしています。
文字サイズ大 文字サイズ中 文字サイズ小
筆者プロフィール
先日とある勉強会に参加した。勉強会にはソーシャルワーカーやケアマネジャー、行政職員など相談の仕事を生業とする人が大勢いた。その日のテーマは「話を聞く」ということだった。講師はカウンセリングの先生で、話はわかりやすくてとても面白かった。勉強会では2人1組になって、実際の面接場面を想定した練習を行った。どれも興味深い話だったのだが、その中で特に印象に残った話があった。それは「相談に来る人は、我々に気を使っている」ということだった。 例えば医師の診察を受ける時、自分のどこかで「この先生に嫌われたくない」「あまりしつこいことを言うと嫌われるから、やめておこう」と思うことがある。それと同じことが、私たちのような仕事の場でも起きているということだった。そして相手が私たちの話を否定したりしないので「相手は納得している」「問題はない」と勘違いしている。その裏には「話をしてもわかってもらえないから無駄」「無駄であるなら、あまり難しいことは言わないでおこう」と相談に来た人から気を使われているのだという。特に表だって私たちの対応に対して、不満を聞くことがなければ、おおむね自分の面接は成功していると考える。しかし、本当に対応に問題がないかと言うと“必ずしもそうではない”ということを聞いて我に返った。 私自身、面接の技術が高いとは思わないのだが、これまであまり相談に来られた方から対応についての不満を言われたことがない。だから内心自分の対応はまぁまぁ良いものができており、相手も話したいことを話せているのではないかと思っていた。しかし、相談に来られている方に気を使ってもらっているために、表面上は何事もなく面接が進行していることが多いのだということを今回の勉強会では気づかされた。確かに、私自身もこれまで仕事でもプライベートでも“自分のことを本当にわかってもらえた”、“ちゃんと話ができた”と思えたことはそうそうない。例えば上司と話をする時も、言いたいことはいっぱいあっても、おそらくその中の半分も話をすることができていない。どこかで「話をしても無駄」と思っている。よく考えれば、すぐにわかるような話なのだが、改めて講師から話を聞くまで「相手が気を使っている」ということをあまり考えなかった。 “相手は満足して帰っている”というは私の思い上がりだったのかもしれない。相談の仕事を始めて10年目になる。1年目は確かに、毎回面接の後は自分の中で反省会を行っていたのだが、最近はあまりそういったことはしない。 もう一度初心に戻って「話を聞く」ということに取り組んでいきたいと思う。
先日とある勉強会に参加した。勉強会にはソーシャルワーカーやケアマネジャー、行政職員など相談の仕事を生業とする人が大勢いた。その日のテーマは「話を聞く」ということだった。講師はカウンセリングの先生で、話はわかりやすくてとても面白かった。勉強会では2人1組になって、実際の面接場面を想定した練習を行った。どれも興味深い話だったのだが、その中で特に印象に残った話があった。それは「相談に来る人は、我々に気を使っている」ということだった。
例えば医師の診察を受ける時、自分のどこかで「この先生に嫌われたくない」「あまりしつこいことを言うと嫌われるから、やめておこう」と思うことがある。それと同じことが、私たちのような仕事の場でも起きているということだった。そして相手が私たちの話を否定したりしないので「相手は納得している」「問題はない」と勘違いしている。その裏には「話をしてもわかってもらえないから無駄」「無駄であるなら、あまり難しいことは言わないでおこう」と相談に来た人から気を使われているのだという。特に表だって私たちの対応に対して、不満を聞くことがなければ、おおむね自分の面接は成功していると考える。しかし、本当に対応に問題がないかと言うと“必ずしもそうではない”ということを聞いて我に返った。
私自身、面接の技術が高いとは思わないのだが、これまであまり相談に来られた方から対応についての不満を言われたことがない。だから内心自分の対応はまぁまぁ良いものができており、相手も話したいことを話せているのではないかと思っていた。しかし、相談に来られている方に気を使ってもらっているために、表面上は何事もなく面接が進行していることが多いのだということを今回の勉強会では気づかされた。確かに、私自身もこれまで仕事でもプライベートでも“自分のことを本当にわかってもらえた”、“ちゃんと話ができた”と思えたことはそうそうない。例えば上司と話をする時も、言いたいことはいっぱいあっても、おそらくその中の半分も話をすることができていない。どこかで「話をしても無駄」と思っている。よく考えれば、すぐにわかるような話なのだが、改めて講師から話を聞くまで「相手が気を使っている」ということをあまり考えなかった。
“相手は満足して帰っている”というは私の思い上がりだったのかもしれない。相談の仕事を始めて10年目になる。1年目は確かに、毎回面接の後は自分の中で反省会を行っていたのだが、最近はあまりそういったことはしない。 もう一度初心に戻って「話を聞く」ということに取り組んでいきたいと思う。
選択してください 2010年07月 2010年06月 2010年05月 2010年04月 2010年03月 2010年02月 2010年01月 2009年12月 2009年11月 2009年10月 2009年09月 2009年08月 2009年07月 2009年06月 2009年05月 2009年04月 2009年03月 2009年02月 2009年01月 2008年12月 2008年11月 2008年10月 2008年09月 2008年08月 2008年07月 2008年06月 2008年05月 2008年04月 2008年03月 2008年02月 2008年01月 2007年12月 2007年11月 2007年10月 2007年09月 2007年08月 2007年07月 2007年06月 2007年05月 2007年04月 2007年03月 2007年02月 2007年01月 2006年12月 2006年11月 2006年10月 2006年09月 2006年08月 2006年07月 2006年06月 2006年05月 2006年04月 2006年03月 2006年02月 2006年01月 2005年12月 2005年11月 2005年10月 2005年09月 2005年08月 2005年07月 2005年06月 2005年05月 2005年04月 2005年03月 2005年02月 2005年01月 2004年12月 2004年11月 2004年10月
Copyright 2010 Delphys Inc , All rights reserves. 介護情報ほっとライン