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東京都千代田区では2004年12月7日、区立西神田公園に8種類の高齢者向け介護予防遊具を設置しました。これは同区が介護予防を体系的に進めてきた一環で、これまでも介護予防健診「おたっしゃ21」(※1)や機能訓練、パワーリハビリテーションなどを推進してきました。しかし、なかなか介護予防が浸透しないことから、楽しみながら体験できる機会と場所を提供しようという目的で、介護予防公園のオープンとなりました。 その特徴は、主に以下の通りです。 介護予防というとインドアなイメージがあるが、地域の多く人が利用する広場機能と公園の雰囲気を結びつけることで、外での介護予防を可能にした点。 もともと一般の公園ということで、大人から子供まで多くの世代が参加でき、互いに交流ができる点。 子供向けではなく、高齢者が安全で気軽に遊具を使うことで、自然と介護予防につながるよう、介護予防に効果のある遊具を設置した点。 ※1:高齢期をいつまでもお達者に過ごしていただくために、加齢にともなう心身機能低下の兆候をいち早く、安全に、見つけることのできる健診。1人20分程度の時間の中で、老化の危険性を判定する質問と、老化の身体測定(握力測定、開眼片脚立ち時間、5mの歩行時間)を行い、その判定結果をもとに適切な対処法のアドバイスが行われている。 「おたっしゃ21」のリスク判定(web体験版) (提供:東京都老人総合研究所) オープニングセレモニーは130名が参加 オープンにあたって、事前に区内にある町会や長寿会、ラジオ体操、ゲートボールの会などにDM(ダイレクト・メール)でご案内したことから、当日は近隣の保育園児18名も含め約130名がセレモニーに参加しました。 お試し体験では、遊具のインストラクター4人から効果的な使用方法等の説明を受けながら、園児らも一緒になって遊具で楽しそうに体を動かして「保育園の遊具よりおもしろかった」「今度はおばあちゃんと一緒に遊びに来るんだ」とニコニコしながら話していたそうです。また、遊具の利用説明を受け、実際に体を動かした高齢者からは「若い人たちと一緒に体を動かし『おじいちゃんうまいね』など言われると励みになる」、「体も温まり、良い運動になります。また利用したいですね」など大好評だったそうです。 (写真提供:千代田区公報公聴課) 誰でもすぐに使えて、楽しい遊具 設置された8種類の介護予防遊具は、全て利用方法を記載した看板が設置され、誰でもすぐに使い方がわかるようになっています。また遊具は全て黄、赤、青などポップで楽しいカラーリングに加え、丸みを帯びた柔らかなデザインとなっています。 以下、それぞれの遊具をご紹介します。 【上半身ツイスト】 上体の旋回運動により、左右のバランスを向上させます。手で持つバーは目盛りが付いているため記録が取れて、毎回比較できます。 【ステップストレッチ】 足の筋肉の柔軟性を向上させ、バランスを安定させます。中心のポールに捕まってできるので、高い台もチャレンジできます。 【肋木(ろくぼく)】 ぶら下がることで、身体調整と筋力強化が図られます。実際にぶら下がりましたが、背筋が伸びて非常に気持ちよかったです。 【上下ステップ】 踏み歩く意識を強化し、姿勢とバランスを向上させます。両側に手すりがついているため、安心して利用できます。 【背伸ばしベンチ】 背中のストレッチで、リラックス効果が得られます。肋木同様、背筋が伸びて非常に気持ちいいです。 【上半身アーチ】 横方向運動で肩関節の柔軟と上体バランスを向上させます。両手でバーに捕まりながらできるので、自分で曲げ加減を調整できて無理なく安心です。 【健康ウォーキング】 地面の凸凹により、足の裏の軽いツボ刺激で、血行促進が図られます。手すりにつかまることで、刺激の強さを自分で調整できます。 【階段&スロープ】 歩行運動で、バランス効果と血行促進が図られます。結構急なスロープと階段ですが、両側の手すりにより、手で体を支えながら安心して利用できます。 9割以上の利用者が「また利用したい」 オープンした12月中は、週2回(水・土曜日)10:00~14:00にインストラクターが効果的な使用方法を説明して、利用者へアンケートを行っていました。その結果は45人サンプル中、約90%の方が「これからも利用したい」、95%以上の方が「自分1人でも利用できる」と答えています。 区では、この西神田公園の利用状況や地域の要望などを踏まえて、今後も他の公園にも設置していこうと考えています。 <コメント> 実際に公園へ行って使ってみましたが、日ごろ使うことがない筋肉を使ったり、伸ばしたりして“リフレッシュ”した感じです。 これは高齢者だけでなく、中年の私でもまた利用したいと思いました。 このような公園はこれから全国にも増えると思いますが、ぜひ皆さんも利用してみて、 ご感想・ご意見をメールや掲示板でお知らせください。 取材/一山 昌也 千代田区立西神田公園概要 取材地 東京都千代田区西神田2-3-11 敷地面積 約2,084平方メートル(約630坪) 遊具メーカー タカオ株式会社 道具選定・技術支援 東京都老人総合研究所 お問い合わせ 千代田区保険福祉部福祉総務課 TEL:03-5211-4208 今後も様々なテーマで、介護に関する取材を掲載していきたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。
東京都千代田区では2004年12月7日、区立西神田公園に8種類の高齢者向け介護予防遊具を設置しました。これは同区が介護予防を体系的に進めてきた一環で、これまでも介護予防健診「おたっしゃ21」(※1)や機能訓練、パワーリハビリテーションなどを推進してきました。しかし、なかなか介護予防が浸透しないことから、楽しみながら体験できる機会と場所を提供しようという目的で、介護予防公園のオープンとなりました。
その特徴は、主に以下の通りです。
※1:高齢期をいつまでもお達者に過ごしていただくために、加齢にともなう心身機能低下の兆候をいち早く、安全に、見つけることのできる健診。1人20分程度の時間の中で、老化の危険性を判定する質問と、老化の身体測定(握力測定、開眼片脚立ち時間、5mの歩行時間)を行い、その判定結果をもとに適切な対処法のアドバイスが行われている。 「おたっしゃ21」のリスク判定(web体験版) (提供:東京都老人総合研究所)
オープンにあたって、事前に区内にある町会や長寿会、ラジオ体操、ゲートボールの会などにDM(ダイレクト・メール)でご案内したことから、当日は近隣の保育園児18名も含め約130名がセレモニーに参加しました。 お試し体験では、遊具のインストラクター4人から効果的な使用方法等の説明を受けながら、園児らも一緒になって遊具で楽しそうに体を動かして「保育園の遊具よりおもしろかった」「今度はおばあちゃんと一緒に遊びに来るんだ」とニコニコしながら話していたそうです。また、遊具の利用説明を受け、実際に体を動かした高齢者からは「若い人たちと一緒に体を動かし『おじいちゃんうまいね』など言われると励みになる」、「体も温まり、良い運動になります。また利用したいですね」など大好評だったそうです。 (写真提供:千代田区公報公聴課)
設置された8種類の介護予防遊具は、全て利用方法を記載した看板が設置され、誰でもすぐに使い方がわかるようになっています。また遊具は全て黄、赤、青などポップで楽しいカラーリングに加え、丸みを帯びた柔らかなデザインとなっています。 以下、それぞれの遊具をご紹介します。
オープンした12月中は、週2回(水・土曜日)10:00~14:00にインストラクターが効果的な使用方法を説明して、利用者へアンケートを行っていました。その結果は45人サンプル中、約90%の方が「これからも利用したい」、95%以上の方が「自分1人でも利用できる」と答えています。 区では、この西神田公園の利用状況や地域の要望などを踏まえて、今後も他の公園にも設置していこうと考えています。
<コメント>
実際に公園へ行って使ってみましたが、日ごろ使うことがない筋肉を使ったり、伸ばしたりして“リフレッシュ”した感じです。 これは高齢者だけでなく、中年の私でもまた利用したいと思いました。
このような公園はこれから全国にも増えると思いますが、ぜひ皆さんも利用してみて、 ご感想・ご意見をメールや掲示板でお知らせください。
取材/一山 昌也
今後も様々なテーマで、介護に関する取材を掲載していきたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。
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