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■介護の現場に、ヒューマンリソースマネジメントの極意を観た 小室代表曰く『楓の会で働く職員は250人いる。250人の“自己効力感(※1)”を高めることが重要課題。自己に対する目標達成に向けて頑張る。達成する喜びを分かち合う、その充実感を体験することが、人間として輝かせる。』という。 (※1)自己効力感 心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された心理学用語。自己に対する信頼感や有能感のことを言う。人がある行動を起こそうとする時、その行動を自分がどの程度うまく行えそうか、という予測を立てる。その程度によって後の行動が左右される。つまり、「自分にはここまでできる」という思いが行動を引き起こすのであり、その思いのことを“自己効力感”と言う。人は自分自身で行動をして、できたという行動体験が自己効力感を高めるという。 東京都町田市の人口は約44万人。24%が高齢者。人口が増加傾向にあり、ニュータウンの一角で住民の所得格差が大きく、深刻な高齢化が急速に進んでいる。その街に、笑顔に囲まれ、喜びの歓声が飛び交うデイサービスの施設があった。閑静な住宅街の一角にそう大きくはない2階建ての建物である。正面玄関に足を踏み入れると笑顔と歓声に囲まれた。年老いた高齢者の集まりであるが、みな表情が違う。元気である。驚きの空間があった。テーブルを囲んで笑顔のおじいちゃんおばあちゃんが、とにかく笑っている。手をたたいている。喜んでいる。からだを一生懸命に動かしているのがわかる。その隣で、テーブルの上から顔だけ出し、話しかけたり手を添えたりサポートをしているまだ若い男女がいる。まめに動き回っている。同じオレンジ色のポロシャツを着ているのだから「楓の風」のスタッフだとわかる。年齢の差はあるが、動きや表情が一体である。見事な働きである。おじいちゃん おばあちゃんがみな喜んでいる。私の前を、腰を落とし小走りに去った若者がいた。2階へ上がっていった。コールされたのだろう。小生も2階にあがり、声をかけた。『良いところで働けて良いな~。』細身のまだ少年のような若さがある。ただ正面を向き、目を丸くし『はい。』とだけ応え、走り去っていった。何とも言えないすがすがしさである。こちらも楽しくなる。込み上げてくるものを感じた。下の階から「ありがとう、ありがとう。」という複数のおばあちゃんの声が聞こえる。良かった、良かった。 おじいちゃんもおばあちゃんも今日は幸せである。 ■小室代表の施設運営方針を聞く まず、ご利用者は人生の大いなる先輩である。人間としての尊厳を常に意識した接し方・サービスをする。そして、心の元気と感動を引き出す。寿命を告げられ、絶望に満ちた患者がいる。今日生きていることの何かを発見し共有して欲しい。ネガティブからポジティブに気持ちが変化する。働く者も喜びを感じ成長する。 小室代表は「高品質な介護サービスを継続的に提供するには、成長するビジネスにしなければならない。」と言う。サービスを提供するのは、ここで働く人です。人材を育てなければ成立しません。ご機嫌な施設運営を実現するためには、人に投資することだと思います。安い給料ではいい人材は育ちません。介護福祉士の平均年収は約299万といわれています。当法人は給与アップに取組み、昨年は平均410万円と世間並みにすることができました。住宅ローンが組め、子どもを私学に通わせることができる給料の獲得が、職員の自己効力感の「礎」と考えています。この仕事が好きでこの業界に入ってきている訳ですから、ご機嫌で仕事をしてもらいたい。より有能な人材を呼び込もうとするならば効率的な経営で利益を上げ、搾取することなく分配していかなければなりません。介護ビジネスの経営革新に挑みます。 小室代表は、事業運営、講演、執筆などで忙しいが、立教大学大学院で経営学を学んでいる。高齢化社会のコミュニティビジネス・イノベーションを興す若きリーダーとして、注目である。 (レポート:ホリウチ) 特定非営利活動法人 楓の風 設立 平成13年8月 21日 代表者 小室 貴之 所在地 本部:〒194-0031 東京都町田市南大谷1398-2 TEL番号(事務局): 042-725-4901 事業内容 在宅療養総合相談支援事業/通所介護事業/訪問看護事業/居宅介護支援事業/福祉用具貸与事業 従業員数 250名 ホームページURL http://www.kaedenokaze.com/
小室代表曰く『楓の会で働く職員は250人いる。250人の“自己効力感(※1)”を高めることが重要課題。自己に対する目標達成に向けて頑張る。達成する喜びを分かち合う、その充実感を体験することが、人間として輝かせる。』という。
(※1)自己効力感 心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された心理学用語。自己に対する信頼感や有能感のことを言う。人がある行動を起こそうとする時、その行動を自分がどの程度うまく行えそうか、という予測を立てる。その程度によって後の行動が左右される。つまり、「自分にはここまでできる」という思いが行動を引き起こすのであり、その思いのことを“自己効力感”と言う。人は自分自身で行動をして、できたという行動体験が自己効力感を高めるという。
東京都町田市の人口は約44万人。24%が高齢者。人口が増加傾向にあり、ニュータウンの一角で住民の所得格差が大きく、深刻な高齢化が急速に進んでいる。その街に、笑顔に囲まれ、喜びの歓声が飛び交うデイサービスの施設があった。閑静な住宅街の一角にそう大きくはない2階建ての建物である。正面玄関に足を踏み入れると笑顔と歓声に囲まれた。年老いた高齢者の集まりであるが、みな表情が違う。元気である。驚きの空間があった。テーブルを囲んで笑顔のおじいちゃんおばあちゃんが、とにかく笑っている。手をたたいている。喜んでいる。からだを一生懸命に動かしているのがわかる。その隣で、テーブルの上から顔だけ出し、話しかけたり手を添えたりサポートをしているまだ若い男女がいる。まめに動き回っている。同じオレンジ色のポロシャツを着ているのだから「楓の風」のスタッフだとわかる。年齢の差はあるが、動きや表情が一体である。見事な働きである。おじいちゃん おばあちゃんがみな喜んでいる。私の前を、腰を落とし小走りに去った若者がいた。2階へ上がっていった。コールされたのだろう。小生も2階にあがり、声をかけた。『良いところで働けて良いな~。』細身のまだ少年のような若さがある。ただ正面を向き、目を丸くし『はい。』とだけ応え、走り去っていった。何とも言えないすがすがしさである。こちらも楽しくなる。込み上げてくるものを感じた。下の階から「ありがとう、ありがとう。」という複数のおばあちゃんの声が聞こえる。良かった、良かった。 おじいちゃんもおばあちゃんも今日は幸せである。
まず、ご利用者は人生の大いなる先輩である。人間としての尊厳を常に意識した接し方・サービスをする。そして、心の元気と感動を引き出す。寿命を告げられ、絶望に満ちた患者がいる。今日生きていることの何かを発見し共有して欲しい。ネガティブからポジティブに気持ちが変化する。働く者も喜びを感じ成長する。 小室代表は「高品質な介護サービスを継続的に提供するには、成長するビジネスにしなければならない。」と言う。サービスを提供するのは、ここで働く人です。人材を育てなければ成立しません。ご機嫌な施設運営を実現するためには、人に投資することだと思います。安い給料ではいい人材は育ちません。介護福祉士の平均年収は約299万といわれています。当法人は給与アップに取組み、昨年は平均410万円と世間並みにすることができました。住宅ローンが組め、子どもを私学に通わせることができる給料の獲得が、職員の自己効力感の「礎」と考えています。この仕事が好きでこの業界に入ってきている訳ですから、ご機嫌で仕事をしてもらいたい。より有能な人材を呼び込もうとするならば効率的な経営で利益を上げ、搾取することなく分配していかなければなりません。介護ビジネスの経営革新に挑みます。
小室代表は、事業運営、講演、執筆などで忙しいが、立教大学大学院で経営学を学んでいる。高齢化社会のコミュニティビジネス・イノベーションを興す若きリーダーとして、注目である。
(レポート:ホリウチ)
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