介護ニュース - 海外レポート

海外の介護に関する取材レポートのコーナーです。カナダ在住の三宅秀子氏より月1回お届けします。

シニアセンターのオープンハウス

最大のお楽しみは「ハイティー」
  • オープンハウスの様子

今日は、数日前の冷たい雨と打って変わって、からっと晴れ上がりました。また夏に戻ったような天気でした。こちらの人はこの天気を“インディアンサマー”と呼ぶようです。それが終わると、冷たい雨の降る秋、冬を迎えます。

さて、この秋晴れの日、あるシニアセンターで、年に一度のオープンハウスが開かれました。ここで行われているプログラムやサービス、そしてイベントを紹介するもので、同時にヘルスアンドウエルネスフェア(人生を豊かに健康でいるための活動)も開催されていました。

オープンハウスの最大のお楽しみは「ハイティー(アフタヌーンティー)」でしょう。皆さんもご存知かと思いますが、小さなサンドイッチやスコーン、ケーキなどを食べながらお茶をいただくものです。これは有料ではありますが、格安で提供されました。私はキッチンを少し手伝ったのですが、すべて手作り!本当に小さなケーキが何種類も用意され、すべてボランティアの人たちが作っていました。

フェアが開かれていたのはシニアセンターの2階で、各テーブルに担当の人が座ってプログラムなどの説明をしていました。ヨガなどはデモンストレーションもあったようです。

1階はハイティーをサービスする会場となり、テーブルにカップとお皿が配置され、まるでレストランのようでした。テーブルセッティングには、細かいルールがあるようで、それに沿うようきっちりと置かれていました。例えば、ティーカップはナプキンの右上の角に置くなど。それなりの格式?を出すように演出されていました。ただ、直前にティーカップに茶渋がついている!ということで急遽、数人でベーキングソーダを使って落とすというドタバタもありましたが。

「デボンクリーム」が足りなくて大慌て!
  • ハイティー(アフタヌーンティー)の様子

サービスが始まる10分前くらいでしょうか、キッチンの料理の責任者の方が、関係ないものはキッチンから出て行け!といきなりおっしゃり、少し緊張が走りました。その時、スコーンに付けるのに欠かせないデボンクリームが足りないということになり、慌ててホイップクリームで代用となりましたが、お客様の中にイギリスからのご婦人がいて、デボンクリームでないと苦情が出る!となり、急いで材料を抱えて、2階のキッチンで作るというハプニングもありました。

無事にデボンクリームも作り、2段重ねのティースタンドにサンドイッチなどが並べられ、お客様を待つばかりになりました。紅茶は4種類用意されており、好きな紅茶を選ぶことができます。紅茶は、自分の選んだ銘柄のカードをティーカップの横に置きます。すると、紅茶のポットを持ったサーバー達が、各テーブルを回りお茶を注いでくれます。もちろん何杯も飲むことができます。1番人気はイングリッシュブレックファーストで、次はアールグレイでした。

これらは、すべてボランティアの人達の手で行われ、みんなそれぞれ自分のできることを無理なくやっている感じでした。私は今回ハイティーをいただく機会はありませんでしたが、私がシニアになったら少しおしゃれして、ハイティーをいただけたらいいなと思いました。