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障害者の就職・転職に関する情報を提供するコーナーです。最新の求人情報も検索できます。
筆者プロフィール
今回のケースは、事務職としてのオフィスワーク経験が無い40代の方が、大企業の人事事務として採用された転職例です。 Mさんの事例 ■ 年齢/性別:40代前半・女性 ■ 在 住:東京都 ■ 障 害:聴覚4級 ■ 業種/職種:化粧品メーカー・人事事務 フリーランスで働き、企業での勤務経験は全くなし 昨年(2009年)夏に初めて障害者手帳を交付されたMさんは、今まで自分が障害者手帳を取得できると思ったこともなく、30代ごろから何となく耳の聞こえがよくないなぁ…と感じていた程度の障害でした。Mさんは短大卒業後、すぐに海外へ留学し最初の2年はフラワースクールで学び、さらにもう1年、アロマセラピーの学校にも通い、3年の海外生活を経て日本に帰国しました。 帰国後23歳のMさんは、フリーランスのアロマセラピー講師とフラワーコーディネーターとして、デパートでアロマセミナーの講師や、友人・知人のブライダルブーケの制作、さらには企業の社内報やPRで使用するフラワーアレンジなどを請け負っていました。また、フリーの仕事が無い時は自宅でフラワーアレンジ教室を開くなど、とても積極的に活動されていたようです。 途中、結婚をしても活動を継続し、さらに香りの学校にも通学してIFA認定アロマセラピスト(International Federation of AroMatherapists:国際アロマセラピスト連盟)の資格も取られました。最近はご自宅でアロマセラピーサロンも開業し、ご自身でHPも作成するなどの活動をされていましたが、いわゆるサラリーマン(会社勤め)を経験したことはなく、事務職の経験もありませんでした。 そんなMさんが障害者手帳の取得を考えたのは、1つは周囲の方々がMさんの難聴なら取得できるのでは?とすすめてくださったこともありますが、もう1つは、ご主人の収入が減ったことで彼女自身が安定した収入を得るために就職を考えたからです。 積極的に動き、接してその企業を知る 一般の企業の中途採用は、経験者採用とも表現されることもあるように、Mさんのような職歴だと書類選考の段階で不合格になる可能性が高く、まして不況の現在は、即戦力性が乏しいと経験があったとしても内定を取ることが困難な時代です。 しかし、障害者採用の場合は障害を考慮して採用を検討することもあり、Mさんの今までのキャリアと専門性を見たときに、私が担当させていただいている化粧品メーカーの障害者求人が思い浮かびました。 Mさんがフラワーアレンジとアロマテラピーを仕事としている背景には、生活の彩りや美しさを求めているとのことで、まさに化粧品メーカーの企業理念と一致しています。しかし、Mさんはこの会社の製品は使ったことがなく、会社の名前は知っているけど、どんな商品があるのかも全く知りませんでした。求人をご紹介してから、HPを見て知ったことが大半だったそうです。 そこで彼女は面接前に、この会社のことをもっと知りたくて、デパートの化粧品フロアにあるこの会社の商品コーナーへと足を運んだのです。そして商品を一通り説明してもらい、実際に色々と試してみました。その時対応してくれた美容部員さんが、商品を売ることよりMさんのお話を聞くことに集中してくれ、Mさんは「この会社は良い会社だな。こんな接客をする社風ならついていけるかも。このクリームもとても肌に合うし、こういう会社好きだな。」と思ったそうです。 その企業の“好き”が見つければ強い そんなMさんの面接は、とても明るく前向きな話が多く、人事の評価は「Mさんは大変コミュニケーションスキルが高く、事務経験や会社組織で過ごしたことが無いことなどは問題にはなりません。仕事や組織は入社してから覚えれば大丈夫でしょう。ぜひ採用したいですね!」とのことでした。 もっとも、そのクリームは30gで3万円を超えるお値段だそうで…。Mさんは、試したらとても良かったけど高かったので…とのことでした。後で、大畑が人事に社員割引ってあるのですか?と聞いたら「あまり引かないんです…」だそうです。Mさん、初お給料がでたらご自分へのご褒美にお買い上げください(笑)。 自分が応募する会社や、そこで働く社員さん・サービス・製品のことを詳しく知りたいと思い、Mさんのようにインターネットだけでなく、実際に見て、接して、触れてみることはとても素晴らしいことだと思います。そのような積極的な行動に加えて、その会社や社員さん・サービス・製品が好きになることは、そこで働く動機としては最強の理由だと思います。 だからといって、口先だけで「好きです、大好きです!」と言っても、ベテランの人事には本心が透けて見えるものです。 ん?上手に演じれば大丈夫?そうですね、本当に好きでも、伝えるのが下手でNGになる場合もあれば、上手に熱演することで合格する場合もあるかも?しれませんね。しかし、内定を複数得ることができても、本気で働くところは、貴方が好きな仕事・会社・仲間であって欲しいと思います。 3月は年度末、卒業式の季節であり、このコラムも丸2年となり、ひとつの節目です。今まで随分勝手なこと、主観的なことを掲載させていただき、介護情報ほっとラインの皆さまをはじめ、読んでくださった方々に感謝申し上げます。何だか蛍の光が聞こえてきそうな感じですが、残念ながら来月も心新たに弊社・テンプスタッフフロンティアの現場の話をお伝えします!つまらない冗談はカットしろ!など、ご意見・感想・叱咤激励もお待ち致しております。 情報提供:
今回のケースは、事務職としてのオフィスワーク経験が無い40代の方が、大企業の人事事務として採用された転職例です。
■ 年齢/性別:40代前半・女性 ■ 在 住:東京都 ■ 障 害:聴覚4級 ■ 業種/職種:化粧品メーカー・人事事務
昨年(2009年)夏に初めて障害者手帳を交付されたMさんは、今まで自分が障害者手帳を取得できると思ったこともなく、30代ごろから何となく耳の聞こえがよくないなぁ…と感じていた程度の障害でした。Mさんは短大卒業後、すぐに海外へ留学し最初の2年はフラワースクールで学び、さらにもう1年、アロマセラピーの学校にも通い、3年の海外生活を経て日本に帰国しました。
帰国後23歳のMさんは、フリーランスのアロマセラピー講師とフラワーコーディネーターとして、デパートでアロマセミナーの講師や、友人・知人のブライダルブーケの制作、さらには企業の社内報やPRで使用するフラワーアレンジなどを請け負っていました。また、フリーの仕事が無い時は自宅でフラワーアレンジ教室を開くなど、とても積極的に活動されていたようです。
途中、結婚をしても活動を継続し、さらに香りの学校にも通学してIFA認定アロマセラピスト(International Federation of AroMatherapists:国際アロマセラピスト連盟)の資格も取られました。最近はご自宅でアロマセラピーサロンも開業し、ご自身でHPも作成するなどの活動をされていましたが、いわゆるサラリーマン(会社勤め)を経験したことはなく、事務職の経験もありませんでした。
そんなMさんが障害者手帳の取得を考えたのは、1つは周囲の方々がMさんの難聴なら取得できるのでは?とすすめてくださったこともありますが、もう1つは、ご主人の収入が減ったことで彼女自身が安定した収入を得るために就職を考えたからです。
一般の企業の中途採用は、経験者採用とも表現されることもあるように、Mさんのような職歴だと書類選考の段階で不合格になる可能性が高く、まして不況の現在は、即戦力性が乏しいと経験があったとしても内定を取ることが困難な時代です。
しかし、障害者採用の場合は障害を考慮して採用を検討することもあり、Mさんの今までのキャリアと専門性を見たときに、私が担当させていただいている化粧品メーカーの障害者求人が思い浮かびました。
Mさんがフラワーアレンジとアロマテラピーを仕事としている背景には、生活の彩りや美しさを求めているとのことで、まさに化粧品メーカーの企業理念と一致しています。しかし、Mさんはこの会社の製品は使ったことがなく、会社の名前は知っているけど、どんな商品があるのかも全く知りませんでした。求人をご紹介してから、HPを見て知ったことが大半だったそうです。
そこで彼女は面接前に、この会社のことをもっと知りたくて、デパートの化粧品フロアにあるこの会社の商品コーナーへと足を運んだのです。そして商品を一通り説明してもらい、実際に色々と試してみました。その時対応してくれた美容部員さんが、商品を売ることよりMさんのお話を聞くことに集中してくれ、Mさんは「この会社は良い会社だな。こんな接客をする社風ならついていけるかも。このクリームもとても肌に合うし、こういう会社好きだな。」と思ったそうです。
そんなMさんの面接は、とても明るく前向きな話が多く、人事の評価は「Mさんは大変コミュニケーションスキルが高く、事務経験や会社組織で過ごしたことが無いことなどは問題にはなりません。仕事や組織は入社してから覚えれば大丈夫でしょう。ぜひ採用したいですね!」とのことでした。
もっとも、そのクリームは30gで3万円を超えるお値段だそうで…。Mさんは、試したらとても良かったけど高かったので…とのことでした。後で、大畑が人事に社員割引ってあるのですか?と聞いたら「あまり引かないんです…」だそうです。Mさん、初お給料がでたらご自分へのご褒美にお買い上げください(笑)。
自分が応募する会社や、そこで働く社員さん・サービス・製品のことを詳しく知りたいと思い、Mさんのようにインターネットだけでなく、実際に見て、接して、触れてみることはとても素晴らしいことだと思います。そのような積極的な行動に加えて、その会社や社員さん・サービス・製品が好きになることは、そこで働く動機としては最強の理由だと思います。 だからといって、口先だけで「好きです、大好きです!」と言っても、ベテランの人事には本心が透けて見えるものです。 ん?上手に演じれば大丈夫?そうですね、本当に好きでも、伝えるのが下手でNGになる場合もあれば、上手に熱演することで合格する場合もあるかも?しれませんね。しかし、内定を複数得ることができても、本気で働くところは、貴方が好きな仕事・会社・仲間であって欲しいと思います。
3月は年度末、卒業式の季節であり、このコラムも丸2年となり、ひとつの節目です。今まで随分勝手なこと、主観的なことを掲載させていただき、介護情報ほっとラインの皆さまをはじめ、読んでくださった方々に感謝申し上げます。何だか蛍の光が聞こえてきそうな感じですが、残念ながら来月も心新たに弊社・テンプスタッフフロンティアの現場の話をお伝えします!つまらない冗談はカットしろ!など、ご意見・感想・叱咤激励もお待ち致しております。
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