介護マガジン
ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」
2008/03/18 介護ストレス
認知症の女性のご利用者様がいらっしゃいます。以前は同じグループのデイケアをご利用されていましたがご本人様の認知症状が進むにつれて、ご家族様もアットホームな雰囲気の中での介護を希望され、1年前からは小規模多機能ホームをご利用されています。利用当初は環境の変化による刺激を受けたためか、一時認知症状による暴言や暴力が治まり、在宅で過ごされる時間も穏やかになったとご家族様も大変喜ばれていました。しかし、施設の生活に慣れてくると、治まっていた症状がまた出てきてしまい、施設内でも他者とのトラブルが見られ、在宅での生活も穏やかでなくなってきました。そこでご利用者様の体調を考慮しながら、利用日を変更したり1日おき、2日おきの利用に変えてみたりしました。
先日の朝の送迎時、いつもの迎えの時間に比べて30分程早く到着しそうだったので、ご自宅に電話を入れ早く到着する旨を伝えました。すると、電話に出られたご家族様はイライラした口調ですぐに電話を切ってしまわれました。ご自宅に到着した際にも、「さっきの電話は何?準備はできてるからこの人(ご利用者様)が機嫌の悪い時に電話なんてしてこないで!!」と怒られてしまいました。また、別の日もご利用者様を夕方ご自宅に送った際に、ご利用者様の顔をみたとたん、ご家族様の顔つきが変わるような状態でした。
もともと、とても几帳面なご家族様できっちりとされており、ご利用者様のために“してあげないと”という気持ちがとても強く、ご家族様ご自身が苦手な事でもすべてご自分でされてしまう方です。それだけに、ストレスも溜めやすいのだと思います。季節の変わり目だからでしょうか、ご利用者様の認知症状もとくにひどく、またご家族様自身も体調を崩されてしまい疲れが出てきているようです。今後も在宅生活を続けていきたいという思いをお持ちのようなので、ご家族様ご自身の休息を取っていただき、介護ストレスを緩和するために話し合い、支援していきたいと思います。
