介護マガジン
ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」
2008/04/30 症状進行の早さ
先日、以前配属されていたデイサービスセンターに行って来ました。部署異動後も何度かは足を運んでいるのですが、いつもゆっくりと話せる時間がなく、ご利用者様と軽い挨拶程度で施設に戻らなければなりません。その日も仕事中に、必要な資料を取りに来ていたのでゆっくり居られる時間は無かったのですが、ご利用者様と少し話すことができました。 ご利用者様が椅子に座ってくつろいでおられる所に行くと、私の顔を見て「おっ」というような表情で笑顔を見せて下さいました。「こんにちは。お久しぶりです」と言うと、「ほんと…」と何か続けて話をしようとされるのですが言葉が出てこないようでした。私がその時声を掛けたのは若年性アルツハイマー病のご利用者様です。配属されていた当時に比べると症状はかなりの速さで進行していました。「お元気そうですね」と言うと、「なぁ…、あの…」とやはり言葉が出てきません。ご利用者様が話される事に頷きながら聞いていましたが、正直内容はまったくと言っていいほど分かりませんでした。しかし、笑顔でいろいろな話をしようとして下さいました。
一度席を立つと元の席がどこだったか分からなくなってしまったり、昼食後、弁当箱の蓋をどのようにすればいいのか分からず蓋を逆にのせてみたり等、症状の進行の早さに愕然としましたが、だからこそ、私の顔を覚えて下さっていた事がとてもとても嬉しかったです。
