介護マガジン
ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」
2008/05/13 うわさ話
施設内には気の合うご利用者様者同士のグループがあります。来所するといつも決まった席に座り皆様で談笑しながら過ごされています。来所し始めて1年も経つとそれぞれのご利用者様が施設にも慣れてきて、ご自身の話だけでなく他のご利用者様の事をグループ内で話されるようになりました。初めは「あの車椅子の人、今日は来てないね」等の内容だったのですが、狭いフロアの中、他のご利用者様のいろいろな動作等が目に入るようで、最近ではその動作等について頻繁にうわさ話をされるようになってきました。
先日の午後、一人のご利用者様をトイレ誘導した後、手引きしながら席に戻ってきました。すると隣の机に集まって座っていたご利用者様のグループ内から「あの人、一人で何もできない。御飯も食べさせてもらってるし。自分でできないの?」と声が聞こえてきました。私はそのグループのご利用者様の側に行き、「皆様いろいろな病気があるから、そんな事言わないでくださいね」と小さな声で言いました。うん、うん、とうなずくご利用者様達の中の一人のご利用者様が、表情を険しく「嫌いや、あの人気持ち悪い」と言われました。注意されたことに腹が立った様子でした。その後、注意された他のご利用者様が別の話に話題を変えられていました。
長い年月いろいろな形で生活されてきたご利用者様はそれぞれ、考え方や性格が違います。気の合う人、合わない人ももちろんあります。そのため、施設側は席の配置や一人ひとりのご利用者様の対応も考えて配慮する必要があります。いいうわさ話だけが出る様な雰囲気を作るためにもっともっとご利用者様の事を知り、理解する必要があると感じました。
