介護マガジン

ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」

2008/05/27 運動方法

歳を取ると動くのが億劫になりがちです。筋力がだんだんと弱ってくるため、立ったり座ったりするだけでかなりの重労働となるのですが、いつまでもお元気で過ごしていただくために、少しでも運動は必要だと思います。

週5回ご利用されている、85歳になる女性のご利用者様がいらっしゃいます。「少し体を動かしましょうか」と声を掛けても、「しんどい」とか「今はいい」という返事が返ってきます。ご利用者様が動かれるのはご自身でトイレに行かれる時のみ。ご家族様からも“できるだけ運動させて欲しい”とご要望があり毎日のようにご利用者様へ声掛けを行うのですが、なかなかご家族様のご希望通りにはいきません。そこで、昔畑作業をされていたことを思い出し、興味を持ってもらえれば施設で使用している畑に行き作業することで運動ができると考えました。ご利用者様に畑の水やりと収穫を依頼してみました。すると「畑があるの?」と興味を持たれ「一緒に行こうか」と席を立って下さいました。畑までは歩いて2〜3分ほどの距離です。「歩いて行きましょうか」と言うと、「しんどいなぁ」という返事が返ってきました。普段は杖歩行をされているのですが、「車椅子を押して行けば少し楽ですよ」と伝えると「そのほうがいいね」と、歩いて行く事になりました。畑に着くととても活き活きとした表情で作業されていました。その日から、利用される日は毎回畑まで歩いて行き作業することとなりました。体を動かすことを嫌がっておられたご利用者様ですが、畑に行くことが楽しみとなり、ご家族様のご希望と、いつまでもお元気で過ごしていただきたいという私達職員の想いもかなえられたように思います。