介護マガジン
ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」
2008/07/08 食事摂取の方法
今月からご利用者様となった女性がいらっしゃいます。介助用の車椅子を使用されており、移動時は介助が必要です。立ち上がりはゆっくりとですが、ご自身で手すりなどを持って立ち上がることはできます。しかし、ズボンの上げ下ろしがお一人ではできず、また、尿意、便意が無いため、排泄についても誘導を行い介助が必要です。唯一ご自身お一人でできるのが食事です。しかし、その食事について悩んでいる事があります。それは、ほとんど摂取できていないことです。
初めてご利用された日の昼食時、お箸やスプーンはご自身で持って下さるのですが、御飯やおかずを口に運ぼうとされません。「召し上がってくださいね」と伝えると、「はい」と笑顔では答えてくださるのですが、やはり食べようとはされません。好き嫌いがあるのかと思い訊ねると「お父さんがいないから食べない」と言われました。
認知症もあるそのご利用者様は以前病院に入院されていました。その際、ご利用者様のご主人が食事の際に毎回来られ、食べさせていたそうです。ご自身で食べる事を忘れているのかも知れないと思い、ご主人のように介助を行おうとしても食べていただけませんでした。その日の夕食も、次の日の朝食も結局2割ほどしか召し上がられませんでした。
ご利用開始されてから3日目の午後、ご主人が面会に来られました。その際にご利用者様の食事の摂取量が少ない事をお伝えし、召し上がられない理由もお伝えしました。すると「家では無理にでも食べさせているので、こちらでは食べなくても心配しないで下さい」との事でした。と、言われてもあまりに食べていただけないと心配になります。まだご利用され始めたばかりなので、ご利用者様が施設になれてくれば大丈夫かもしれないとは思うのですが、全く食べていただく事ができていない今をどうすればいいのか、あれこれと仕方を変えて食事を提供しているところです。
