介護マガジン
ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」
2008/07/22 できなくなった事
先週から、硬膜下血腫で入院されていたご利用者様が利用を再開されました。もともと認知症があるご利用者様で、入院されていた事も覚えていませんでした。退院後、尿失禁が増えたり、食事をご自身で食べようとしなくなったりという変化が現れてきたとご家族様よりお話がありました。
退院後初めての通所利用日の昼食時、以前のようにお箸を持っていただきましたがすぐに持つ事を止めてしまわれました。隣で同じようにお膳を並べ、食べている姿を見ていただければ“食べる”という事がわかってもらえるかもしれないと思いましたが駄目でした。少しでも食べていただこうと介助し続けましたが、話し掛けてくるばかりで、食べていただけません。結局その日は時間をかけ、3割ほどしか食べていただく事ができませんでした。帰りの送迎時、そのことをご家族様にお伝えすると「3割も食べられたら十分です。家では2時間も3時間もかけて食べさせている」とのお話でした。
それから何度目かの昼食時、いつもと同じようにお膳を並べ、あいだあいだに介助しながら食べていただいていました。職員が先に食べ終わり席を立とうとした時、ご利用者様がお箸を持って食べようとされていました。そのままご利用者様の側から離れて見ていると、ご飯とおかずと交互に食べることはされませんでしたが、一つのお皿のおかずを半分ほど、ご自身で食べていらっしゃいました。ご家族様にお伝えすると、とても喜ばれていました。私もとてもうれしく、ご自身でできる事がいつまでも続けばなぁと思いました。
