介護マガジン

ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」

2008/07/29 3Kだけど

介護の仕事はよく「3K」と言われます。“きつい・きたない・給料が安い”からだそうです。確かに介護はご利用者様を抱えたりする身体的な疲労や、認知症のご利用者様と接する精神的な疲労があり、キツイと感じることもあります。また、排泄物を処理しなければいけないし、他の職業に比べて給料も安いのが現実です。腰を痛めて介護の仕事を続けることができなくなったり、給料面で辞めてしまう人も少なくありません。

先日、夜中にテレビのチャンネルを変えると、ある介護福祉施設で働く職員のドキュメンタリー番組が流れていました。その番組の中で一人の職員の言葉に共感を得ました。「大変な仕事だけれど、それ以上に利用者の方と関わることや、利用者の方がいい方向に状態が変化する事がうれしくて…」私も本当にそう思います。ご利用者様と接する時は自然と笑顔になるし、オムツのご利用者様がトイレで排泄できたり、スプーンを持ってご自身で食事を摂れるようになったり、表情に変化が出てきたりなど、良い変化にとてもうれしく感じます。先日も、認知症のご利用者様でいつもはトイレ誘導を行い、介助をしてズボンを下ろし便座に座っていただくのですが、トイレに誘導した際にトイレである事を認知できたようで、ご自身でズボンを下ろしてくださいました。とっても些細な事かも知れませんが、私にとってはとてもうれしい出来事でした。

些細な事でも、小さな変化に喜べる気持ちをいつまでも忘れずにいたいと思います。そして「3K」でなく、ご利用者様との関りから「楽しく、笑顔になれて、励まされる仕事」とどの介護職員もが言える仕事になればと思います。