介護マガジン

ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」

2008/08/05 納涼祭への参加

先日、同じグループ施設で納涼祭がありました。夕方17時半から始まるその納涼祭に、今年も宿泊されるご利用者様を連れて行くことになりました。納涼祭に参加することになったご利用者様は3名。お一人は認知症がある方で、あとのお二人は要介護度が4と5で車椅子を使用されています。車椅子のお二人は、昨年のこの納涼祭の日にも宿泊されていたのですが、その当時はほぼ寝たきり状態で、外出できるだけの体力が無く、参加することができませんでした。しかし、お二人ともだんだんと寝たきり状態から少しずつベッドを離れて過ごす時間を増やしていき、今では日中のほとんどを車椅子で過ごす事ができるまでになりました。そこで、今年は短時間でもいいから夜の祭りの雰囲気を楽しんでもらえたらと思い参加することにしました。

会場に着くと施設入所や通所のご利用者様、納涼祭に来場されたお客様でにぎわっていました。入所のご利用者様がおられるところにご一緒し、祭りの雰囲気を楽しんでいただきました。「今日は納涼祭なんですよ。どうですか?にぎわっていますね」とご利用者様の耳元で訊ねると、「ほんとうやね」と笑顔を見せてくださいました。車椅子のご利用者様のうち、お一人は言葉を発する事はほとんどなくなってしまったのですが、とてもいい笑顔で答えてくださいました。30分ほどしたら施設に戻って休んでいただこうと思っていたのですが、踊りが始まり、その踊りを見ているご利用者様がとても楽しまれていたので、結局1時間程納涼祭に参加してしまいました。施設に戻る車の中で車椅子のご利用者様に「疲れていませんか?」と訊ねると「いいえ、大丈夫です」と笑顔で答えてくださいました。

次の日、納涼祭に参加された車椅子のご利用者様に「昨日納涼祭に参加した事覚えていますか?」と訊ねると、「いいえ」と言われてしまいましたが、参加された1時間程の時間を笑顔で楽しまれていた事は事実です。忘れてしまっても、その時その時を楽しんでいただけたことが、とてもうれしく思います。