介護マガジン

ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」

2008/09/16 紙風船

今年で91歳になる女性のご利用者様がいらっしゃいます。耳が遠く補聴器を使用されていますが、ご自身でスイッチを切ってしまい、会話が成り立たなくなる事もしばしばです。普段は、ご自身から積極的に何かをされる事はなく、こちらが提供するぬりえや貼り絵などをされています。しかし、最近は何かをする事がおっくうになってきたのか「一緒にしましょうか」と声を掛け、目の前にぬりえ等を置いてもすぐに色鉛筆を置いてしまい、テレビを見て過ごす事が多くなってきました。日課となっている体操には参加されています。しかし、両膝に痛みがあり、両下肢の運動は思うようにできません。

ある日、新聞紙を切り、紙風船を作りました。ご利用者様の前で膨らますと「あら〜」と笑顔で驚き「懐かしいね」と喜ばれました。始めは軽いキャッチボールをしました。ふんわりと上がる紙風船を上手くキャッチされ、徐々にスピードをあげてみました。スピードをあげると無理かな?と思いましたが、どんどんあがるスピードにも上手く対応されました。

何もされようとしなかったご利用者様ですが、今では紙風船で体を動かし、また笑顔で楽しまれています。今後もご利用者様が楽しみを持っていただける活動の提供を探して取り組んでいきたいと思います。