介護マガジン

ホームヘルパー長谷川華子の「ハツラツデイワーク 奮励記」

2008/10/07 デジカメ回想法

先日より、来所されるご利用者様の1日の様子をデジカメで撮り、帰られる前にテレビで流し、ご利用者様に1日を振り返っていただいています。来所された様子から、朝の体操、午前中のレクリエーションや昼食の内容、午後からの時間など、さまざまな場面を撮影しています。特に認知症のご利用者様が来所される日は特に細かく、いろいろな場面を写真に収めています。

回想法とは、昔の写真や映像などを流しながら、ご利用者様の昔の記憶を呼び起こすためのひとつの方法です。昔の忘れていた記憶の細部がよみがえり、他者とのコミュニケーションを取りながら自分自身の人生を振り返り、楽しいひと時を過ごす事ができます。昔の写真や映像を流す事ができればいいのですが、準備にも時間がかかることから、まずはデジカメで一日の様子を振り返る事にしました。

夕方、テレビに写真を流すと、認知症のご利用者様が「あれ?」と興味を示されました。「あれ私かいな?」との声に「そうですよ。○○様ですよ。これは朝来所された時の写真ですね」と伝えました。「いつの間に撮ったの?」と不思議そうな表情ですが、写真にはカメラ目線で笑顔で写っています。次々と流れる写真に一つひとつ説明をしていると、ご利用者様も「あっ、そうやったね」と笑顔になり、生き生きとした表情が見られました。

写真を撮って流しても、覚えていない方がほとんどですが、楽しんでいただけていると分かる反応が見られると、職員もうれしくなります。今後も続けていきたいと思います。