介護マガジン
ほっとライン寄席
Vol.74 ● 噺家の厳しい掟
え〜。いっぱいのお運びで、あつく御礼を申し上げます。
落語界も、落語ブームのおかげで入門希望者が増えております。私が入門した23年前は、東京、大阪あわせまして300人位でしたが、現在は600人位いるという。恐ろしいことです。
とにかく落語界には定年がありませんので、上は82歳、下は16歳と増える一方です。先輩方とても元気です!本当に元気なんです…。
人前で、しゃべるということは身体に良いようです。皆さんも、これから落語を覚えて人前で演じてみてはいかがですか?私もこの7月から、葛飾区のシンフォニーヒルズで素人の方に落語を教えることになりました。中学生以上の方でしたら、どなたでも大丈夫です。講座終了後には「おさらい会」もおこないます。5月14日(水)から募集しますのでよろしかったらどうぞ!
私も大学時代、落語研究会に所属していました。素人落語で方々でしゃべっているうちに、ついその気になりプロになってしまいました。入門を許された時はもう、うれしくて、うれしくて大喜びしましたが、前座修業が大変でした。なかなか厳しいものなのです。
最初、師匠に、この3つを破ったら即、破門だよ。と言われました。
(1) 「遅刻をしてはいけない」
1分でも30分でも、30秒でも遅刻は遅刻。 噺家の世界は、8時に来るように言われたら、20〜30分位前には行くのが当たりまえなのです。
(2) 「師匠のお金を盗んではいけない」
まぁ、こりゃ泥棒になりますから、いけません!(そんなこと言われなくてもわかっているのですが、噺家になるような奴ですから信用できません)
私が、初めて師匠宅へ行った時に、部屋の中、いたる所へ現金が置いてあります。だらしがない家だなぁ〜と思ったら、そうじゃなかった。私を試していたのです。
私、以外と察しがいいので、これはなにかあるなぁ〜と思ったので、とりあえず3,000円余計に置いときました。翌日から急に評判が良くなりました。
(3) 「師匠のおかみさんに手を出してはいけない」
私、実はこれが一番心配でした。当時、22歳で誘惑に弱い年頃です。まして、昔の噺家のおかみさんは粋筋の方が多いと聞いておりましたから。ドキドキしながら行きまして、おかみさんの顔を見まして安心しました!あっこれなら大丈夫だ。手を出されることはあっても、手を出すことはないだろうと。
おかげさまで、今まで無事続いています。(ここだけの話ですよ)
かつしかシンフォニーヒルズ 文化工房
http://www.k-mil.gr.jp/bunka-koubou/
