介護マガジン

ほっとライン寄席

Vol.75 ● ご迷医

お地蔵様え〜。どうも、お運びでありがとうございます。どうぞ、おしまいまでおつきあいを願いますが。

近頃は、「後期高齢者」の医療費負担でもめておりますが、実にどうも困ったものです。

名称がいけません。「後期」と「高齢者」どちらも響きがよくあまりせんね。75歳以上からだそうですが、今の75歳以上の元気さを政府は知らないのでしょうか。

我々は、その年代の皆様をよく知っています。落語を聞いて大きな声で笑い、ハツラツとしています。その方々に失礼です。

政治家も官僚も落語を聞いたらいかがでしょう。もう少しマシな名称を考えられると思いますが。

長野県佐久市には「ぴんころ地蔵」という、お地蔵さんがあります。佐久市のお年寄は、みな元気です。市民の合言葉が「ぴん、ぴん、ころり」だそうです。ぴんぴん元気でいて、ころりと亡くなるという。

なんと、シャレがきいているじゃありませんか!人間の亡くなり方として最高です。そこで考えだされたのが「ぴんころ地蔵」です。現在は、市内だけでなく全国からお参りにくるそうです。

お医者さま健康の力になってくださるのが、お医者さまです。やはり信頼できる先生に出会えることが最高の幸せです。

いろいろなお医者さまがいますが、ある患者が先生に、

(患者)「どうして、ベロを出してそれをみると健康状態がわかるんですか?」
(医者)「う〜ん、なんだかわからないけど、他の先生がみな、やっているからね。」

患者さんが、急に先生に呼ばれまして、

(医者)「どうですか?体調は」
(患者)「ありがとうございます。大勢患者がいるのに、そんなに私のことが心配ですか?」
(医者)「いや、そうじゃないんだけど、注射間違えちゃったから」

やはり、かかりつけのお医者さまがいると安心できるもので。

これは、ある奥さまが急に苦しみだしまして。いつもみてもらう先生が、あいにく出かけていて留守。近所に新しくできた病院の先生に頼みました。

「先生、家内が急に苦しみだしまして、みてやってください。なにかいるものがあったら、なんでもそういってください。店におりますので、すぐ飛んでまいりますから」
「あの〜。すいません」
「はい。なにか用ですか」
「せんぬきありますか?」
「えー、これでどうでしょう」
「はい。はい。けっこうですよ」
「せんぬきなんか、何に使うんだろうね。大丈夫かな」
「あの〜すいません」
「また呼んでるね。先生、何か?」
「あの〜。やっとこありますか?」
「あることはありますが、これでどうでしょう」
「はい。はい。よろしゅうございますよ」
「やっとこなんざ、どうするんだろうね。あんな物でつねられたら丈夫な者でも煩うよ。大丈夫かな。」
「あの〜。すいません」
「また呼んでるね。はい何でしょう」
「のみとかなづちありますか?」
「そりゃありますが…。先生、家内は大変に苦しんでいるようですが、どこが悪いんでしょうか?」
「わからないんです」
「はっ」
「わからないんです。まだ、かばんの鍵が開かないんですから

お互い、いい先生に出会いたいものです。