介護マガジン
ほっとライン寄席
Vol.79 ● 死体と遺体
え〜。どうも、お暑うございます。
落語というものは、季節感のあふれる噺がたくさんあります。四季折々楽しめるのです。
春には、花見ですとかお雛さまの噺。夏には、幽霊が出てくる噺や舟の噺、祭りなどたくさんあります。秋は、さんまやそばなど食べ物の噺ですね。冬は富の噺や借金取り、家事、雪の噺などこちらもたくさんあります。
身投げの噺は、やはり冬です。夏ですとそのまま泳いじゃいますから…。
たいがいは、大川(隅田川)へ飛び込みますが、必ず飛び込む前に誰かに助けられます。「文七元結」などは代表作です。芝居で見てもいいなぁ〜と思う噺ですね!
身投げの止め方というのは、大変むずかしいそうで。皆さんも、いつ、どこで、なんどき、身投げに出くわすとも限りませんので、今回は特別に身投げの止め方をお教えしたいと思います。身投げを見つけた時に、いきなり後から「あっ身投げだ!」と大声を出す。これが一番いけないんだそうです。当人が飛び込もうか、どうしようか迷っているところへ、うしろから大きな声が聞こえてくる。これをきっかけに、ドボーンと飛び込んじゃう。
ですから、そーっとうしろから足音を忍ばして、パァッ!と抱きとめる。これが一番いいんだそうです。是非、お試しください!
もっとも近頃は、川へ身を投げる人はいません。そのかわりといってはなんですが、高いビルの屋上から飛び降りるという、これが今、密かなブームなんだそうで。どこでブームかは、知りませんが…。
考えてみますとよくあんな高い所から飛び降りようという気になりますね。ああいう時は、死神にとりつかれておりますから、恐くもなんともない。まともな神経ではとても無理です。もう“死んだ気”にならなきゃとてもできません。ばかなことを言っておりますが。
水の中へ飛び込んで浮かんでくると名前が、土左衛門と変わります。
男と女では、浮かび方が違ってきます。男が土左衛門になると、下向きに浮かぶんだそうです。まん中に一本「かじ棒」がありますから。
女性は逆に上向きになります。では、おかまはどうなるのかというと、横向きに浮かんできたそうです。
よく死体とか遺体と言いますが、皆さんはこの違いがおわかりになりますでしょうか? 今回は特別にお教えしたいと思います!
男の人が死にますと、死体(シタイ)になります。
女の人が死にますと、遺体(イタイ)となります。
すみません…。この暑さで頭がおかしくなったようです。
